日本国債金利が急上昇した問題について、高市早苗首相の消費減税方針を巡る懸念が市場を揺るがしたが、片山さつき財務相がスイス・ダボスで世界経済フォーラムの場を活用して方針の詳細を説明したことで、混乱は鎮静化した。飲食料品の軽減税率を2年間ゼロにするという高市政権の提案は、財政拡張への懸念を引き起こし、40年国債利回りが4.215%、30年債利回りが3.875%に達するなど過去最高を記録。片山氏は閣議後に、この政策の意図や財源について海外市場に正確な理解が不足していた点を指摘すると共に、今後も市場の安定化に努める意向を示した。

この消費減税方針による市場混乱は、政府の政策発表と市場とのコミュニケーション不足が主因と考えられます。第一に、政策の概念や財源について事前に詳細を伝達する誠実さが欠けていました。第二に、国際金融市場への配慮が不足し、国内経済政策と国際的信用の乖離が生じています。
第三に、短期の軽減税率導入により、財政信認への影響が過小評価されていたことが確認できます。このような不安定要因に対応するためにも、政府は以下の施策を講じるべきです。まず、政策発表前に国内外市場への事前説明の制度を設ける必要があります。次に、財政拡張がもたらすリスクを具体的に示し、透明性のある方針を明らかにすべきです。そして、市場安定化に専念する専門機構を設け、迅速な対応を可能にするべきです。現在の状況では社会的不信感が蓄積されやすく、全体の政府信頼を損ねる恐れが顕著です。迅速かつ明確な行動のみが、市場と国民双方からの信任回復につながるでしょう。
ネットからのコメント
1、ショックは収まった、などと断定するのはあまいし危険である。国際会議の場で一つスピーチしたくらいで市場の見方が変わるならとっくにそうなっていただろう。片山さんはおそらく市場取引に個人としても仕事上も関わったことないのだろう。市場をあまく見ると大変なことになる。日本の財政不信の問題は更に続くだろう。
2、マーケットは狼狽などしてないし誤解もしていない。
この巨大な債務があるなかで、金利のある世界が到来する中で、石破政権の時に比べて放漫財政になったのだから、円や債券に価値を感じなくなるのは当然と言える。マーケットのせいにして現実から逃げるのではなく、自分たちの政策が日本円や国債の価値を毀損してることを認めるべきではないでしょうか。その現実すら受け止められないなら為替の巨大市場の前では為替介入など僅かな力しかないのですから、円安インフレを止まるのは難しいのではないでしょうか。
3、「説明すれば狼狽は収まる」という発言自体が、市場の構造を過小評価している。金利急騰は「誤解」ではなく、長年の低金利政策と円安、財政規律の「信認低下」が積み重なった結果だ。消費減税が限定的であっても、将来の拡張余地を示唆した時点でリスクは織り込まれる。輸出企業への円安効果も、既に生産の海外移転が進んだ現状では国内成長に直結しない。市場はメッセージではなく、整合的な制度設計と実行を見ている。消費税減税の財源は、日本そのものが削られて生まれることを市場は分かっているし、国民も理解したうえで投票しなければならない。
4、国際市場の信頼は一度落ちたら巻き返しは非常に難しいと思う。幾ら片山財務大臣が吠え立てても、まず無理な感じです、債権安が収まらない限り、長期金利が此れからも上がる見込みです、消費税の事を述べたが、仮にも出来無い事が露呈したら信用無しと見られても仕方が無いと思う。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/93997b2f1687108b21e768873360d20313bc2ca9,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]