神奈川県鎌倉市では、人気アニメ「スラムダンク」の聖地として知られる江ノ島電鉄鎌倉高校前駅近くの踏切周辺で昨年12月中旬よりAIカメラを導入した実証実験が行われています。目的は国内外からの観光客による混雑やマナー違反の監視強化で、観光庁が経費約400万円を負担。12台のAIカメラは踏切周辺や住宅街などに設置され、撮影者や駐車車両を記録し、混雑の状況やマナー改善を期待しながら道路状況まで監視しています。また、昨年には中学生と違法タクシーと思われる車両の接触事故により交通誘導員を増員するなどの対策も進行中。データ分析後にさらなる方策を検討する予定です。

観光地としての魅力がヒートアップする一方で、その波及効果が地域住民や公共環境に悪影響を与える状況は深刻であると言わざるを得ません。観光客による迷惑行為や事故を防ぐための対策が欠かせない現状ですが、AIカメラを含む今回の手段は、具体性が高く現代の課題解決に適した選択肢と言えるでしょう。
しかし、この取り組みを進めるにあたり難題も存在します。まず、プライバシー問題への懸念を払拭する必要があり、住民や観光客双方から透明性の高い情報提供を徹底すべきです。また、財源を観光庁に依存するのではなく、自治体と観光業者との連携を強化し長期的な維持可能性を確保するべきです。さらに、AIによる監視はあくまで補助的であり、交通誘導員や地域住民を巻き込んだコミュニティサポートによる現場改善を並行して進めるべきです。
観光地が観光客を迎えること自体は喜ばしい側面もありますが、それが住民の日常生活や子どもの安全にマイナスに働くのであれば、本末転倒となります。観光地としての発展と地域住民の幸福の両立を目指し、都市と観光業が共存するモデルケースとなる鎌倉市の挑戦に期待します。社会が後押しすべき課題です。
ネットからのコメント
1、今は東京住んでて地元がここっていうかこの高校の出身なんだけど、在学中はこんなに人いなくて、学生が通学で使うだけの道だった。夕方部活帰りに江ノ島方面に落ちる夕陽が綺麗で、なんとなくそれを見ながら友達と江ノ電の駅まで歩いてた記憶が今でも鮮明に覚えてる。
今の後輩たちは、この場所に対する思い出が、中国人の大群がいた嫌な場所として記憶されてしまうんだろうなと思って、とても悲しいです。対策のしようがない部分は理解できるけど、昔みたいな景色に戻ったらいいなと思う。
2、あまりにもひどい所は警備員を常時置くとか警察が頻繁に見回りに行かせるとかした方がいいのではないか?踏切近くに住む知り合いが言っていたが、家を覗かれたり、家の周りで排泄されたり、騒音などなど迷惑なことも多々おこっているとか。住民の安全・安心を守ることをもっと考えてほしい。それでなくても外国人の犯罪が増加傾向にあるのだから。
3、正直、専用サイトで混雑画像を公開したところで、現場に殺到している観光客が事前に確認して行動を変えるとは思えない。目的は踏切で写真を撮ることで、写真を撮るだけで迷惑になるという発想もなく、現地ではみんなやっているので問題行為だということすら気づき得ないだろう。啓発などせず、その場で即座に排除すべきで、明確な違反行為は現行犯で警察に引き渡し、罰金や入域制限を科す。
そうした実効性のある対応こそが抑止力になる。人気観光地周辺は、もはや善意に頼る段階を過ぎている。税金を使った実証実験より、即効性のある強制力ある措置を優先すべきだ。観光は地域住民の生活を犠牲にして成り立つものではない。
4、オーバーツーリズムが「らしさ」を破壊している。観光客が増えすぎて、大阪らしさ、東京らしさ、上方らしさ、江戸らしさが外国人観光客に呑み込まれてしまった。とりあえずインバウンド観光客向けを当て込んだりしたために、「らしさ」が失われてしまう事態になっている。「らしさ」があった時代の方が、旅行に行くのも、人と交流するのも、出張してマーケット分析するのも楽しかったし、面白かった。しかし、地元から、地元の人が作り上げてきたもの、発信するものでなければ、インバウンドさんだって、数度通えばハリボテに気がついてしまう。東京らしくない、大阪らしくない、が、今あちこちに溢れてるし、インバウンドが過ぎ去れば残るのは、「◯◯らしくない」魅力に欠けた場所だけだ。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/741cc7ccff8c78b2149ed4ad43d2d9530f9c9d62,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]