フランス東部メスの美術館「ポンピドゥーセンター・メス」で5月31日、イタリアの現代美術作家マウリツィオ・カテラン氏のコンセプチュアルアート作品「コメディアン」の主要部分であるバナナが盗まれた。同作品は壁にバナナを粘着テープで貼り付けたもので、数億円の価値があるとされる。本作品のバナナは新鮮さを保つために3日ごとに交換されていたが、30日に警備員が紛失を発見。これが初めてのトラブルではなく、昨年7月には見物客によりバナナが食べられる事態も発生している。犯行者の未特定や「作品への敬意の欠如」から美術館は警察に正式に被害届を提出。2019年に話題となった同作品は、アートの価値や商業性を巡る議論を巻き起こしている。

この事件が提示するのは、アート作品に対する社会の理解とその価値の問題点です。一方で「コメディアン」はコンセプチュアルなアートとして物議を醸している一方、こうした事件が繰り返される背景には、美術館の管理体制の甘さや、現代アートに対する一般的理解の不足があると考えられます。
まず、美術館側には次の解決策が求められます:
作品周辺に防犯カメラやセンサーを配備し、盗難リスクを可視化する。「コメディアン」など話題性のある作品には専属のスタッフを配置し、管理体制を強化する。一般社会に向けた教育プログラムを実施し、アートの意義やその価値について共有する場を設ける。現代アートは時に挑発的であり、伝統的価値観を打ち破る力を持つものです。しかし、その維持・保護には社会全体の協力が不可欠です。本件によって、私たちがアートという概念の真髄にどれほど向き合えているのかをもう一度考えさせられます。
ネットからのコメント
1、このアートがわからないと言うと、この人は時代に乗り遅れてる人だと思われる…という恐怖心からこのヘンテコなモノをわかるフリをしているだけで本当はみんな"なんだコレ?"ってのが本音なんだと思う。変なモノを強制的に良いモノと思わせるある意味心を揺さぶる作品ってのが壁バナナに対する私の見解
2、作品の概念に値段がついてるんだからバナナとテープ持ってってもただ同然すぐに展示も再開されてるし逸失利益もほぼなし被害額としては現状復帰にかかるバナナとテープと人件費くらい?逆に広告効果のほうが数億円の価値がありそうだわ
3、この作品って、展示するのも盗むのも難しい構造をしているんですよね。バナナ盗んでも、盗めたことにならないし……。そうしてニュースになり、また人々に思い出してもらえていることが、美術品としてある種の成功をおさめているとも言えそうです。
4、バナナもテープも交換可能なものだとすると、もはや何が美術品の実態なのか分からない。デジタル著作権と同じようなものですかね。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/63e46e576cbef9988cff5979526ccc4680945d29,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]