2023年、大谷翔平がロサンゼルス・ドジャースに移籍したことにより、日本人ファンのMLB観戦ツアーが急増。特に、ドジャーススタジアムでの観戦を目的に、ツアー会社による多くの日本人向けツアーが組まれ、ファンが大挙して渡米している。6月、筆者も現地ツアーに参加。ドジャーススタジアムでは、厳格な手荷物検査とともに、ツアーガイドがドジャースの歴史や施設を案内した。
観光目的だけでなく、企業の視察旅行にもドジャース観戦が含まれるほど、現地のツアーガイドは大忙し。大谷選手の人気は今後も続く見込みで、特に2028年のロサンゼルスオリンピックに向けて注目される。
大谷翔平の人気が急激に高まり、日本からのMLBツアーが盛況を極めている現状。しかし、この現象には一つ深刻な問題が隠れている。それは、日本からの観光客が「大谷翔平を見るためだけ」に集中し、ドジャーススタジアムやその周辺の歴史的背景に無関心な場合が多いことだ。ツアーガイドが丁寧にドジャースの歴史を紹介しても、観客の大半が「大谷翔平しか見ていない」というのは、文化的に深刻な問題だと言わざるを得ない。
問題の本質は、観光やスポーツ観戦がもたらす地域の文化や歴史への関心が不足している点だ。
日本の観光客が、単なる“スター選手”を追うために渡米し、他の価値ある経験を見逃している現状は、非常に悲しい事実である。特に、ドジャーススタジアムという歴史的施設において、大谷翔平一色になってしまうことは、地域の文化的価値を軽視する行為だ。
この現象を変えるためには、ツアーガイドの教育と日本人観光客への文化的価値の再認識が必要だ。ツアーが大谷翔平のプレーを観るだけでなく、その背景にあるアメリカ野球の歴史やドジャースの伝統を学ぶ機会を提供すべきである。ツアー客が単なる観光客ではなく、文化を尊重し理解する真の「スポーツファン」になるよう、社会全体で促すべきだ。
ネットからのコメント
1、現地在住ですが、たまに集団ツアー客と思われる方達が、日本時代の大谷の応援歌をエンドレスで歌い続けていたりする光景。日本は鳴り物と歌で隙間を明けずに応援し続ける文化だけど、アメリカは違うので少し遠慮した方がいいと思います。アメリカでの野球は、家族や友人とビールを飲んでスナックを食べて、ゆっくり楽しむ場所という位置づけが強いので、騒がしいのは全く好まれないです。
日本の記事をみていても、日本に旅行に来るなら日本のやり方に従えという論調が多いと思うので、自分達が海外に行った時も同じ様にするべきだと思うので。
2、昨年アメリカのドライブついでに、最終日、ドジャースタジアムに行った。サンタモニカに泊まっていたので、当日チケットが取れたら行こうと話していたが、案外簡単にとれて、初めてメジャー観戦してきた。野球にあまり興味のないメンツで行ったが、とてもいい思い出になった。なにしろ、球場に着いただけでワクワクした。アメリカ人は、楽しむことがうまい。ひたすら自分のために楽しむ。そして、メジャーリーガーは、メンタルが強い。そんなことを感じた。渡米は何度もしているが、観戦は初めてで、やはりこれは大谷さんがいるから。海を渡らない日本人が多いが、経験をするのも悪くないこと。
3、高齢の両親が死ぬ前にもう一度海外に行きたいと思わせたのが大谷選手。その声を聴いたら即行動。チケット手配して渡米。滞在4日間、2試合観戦して帰国のハードスケジュールでしたが大喜びして貰えました。
私の心配をよそに観戦中の両親の元気に驚かされました。大谷選手のパワーを貰えたんだと思います。
4、5月にツアーで現地観戦しました。手荷物検査は記事にもありますが、規定サイズ内の透明のビニールバッグしか持ち込めず、チェックはドジャースタジアムがMLBで一番厳しいと言われてました。飲み物は未開封の1l以下のペットボトルのみ。空のマイボトルもOKでスタジアム内に水を入れられる場所があり、それは無料です。食べ物はバッグに入れば持ち込みOKです。購入の場合は高いし、支払はクレジット決済のみです。あと記事のようなスタジアム見学ツアーもありますが、おすすめは好きな選手2人とAR記念撮影ができます。これも無料。好きな選手2人選んで、メールアドレスを伝えてから撮影。あとでメールで動画添付で送られてきます。これは記念になりますよ。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/de7a8ce4f49d7f1dc8c10c96b690dffcc013ed95,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]