2025年7月25日、大相撲名古屋場所13日目、IGアリーナで行われた一番で、新横綱・大の里は琴勝峰に上手投げで敗れ、4敗目を喫しました。これにより、史上8人目の3場所連続優勝が絶望的となり、新横綱として4個の金星を配給したことは昭和以降最悪の成績となりました。
特に、琴勝峰が前頭15枚目という下位力士であり、横綱が10枚目以下に敗北するのは前代未聞の屈辱です。現在、優勝争いは2敗の琴勝峰、安青錦、熱海富士、草野ら平幕勢に絞られ、今後の結果が注目されています。
大の里の成績には疑問が残る。新横綱として迎えたこの場所で、わずか13日目にして3場所連続優勝の夢は絶望的となり、4回も金星を配給するという屈辱的な結果となった。特に、琴勝峰のような下位力士にまで敗れることは、横綱としてのプライドを傷つけるばかりか、大相撲の権威そのものにも疑問を抱かせる。昭和以降の新横綱で最も悪い成績となったことを踏まえれば、これを軽視することはできない。
本質的な問題は、大の里がその重圧に屈している点だ。
年6場所制でわずか5人しか成し遂げていない新横綱の連覇は、あまりにも高いハードルであり、制度的にも支援体制が整っていないのかもしれない。新横綱に求められる技術や精神面でのサポートが十分ではないのが現状だ。
解決策としては、以下の3つが必要だ。まず、大の里に対するメンタル面での支援を強化し、焦らず着実に成長できる環境を提供すること。次に、相撲界全体で若手力士を支えるための制度改革を進め、特に新横綱に対する過度な期待を避けること。最後に、個々の力士が自分のペースで戦えるような柔軟な制度作りを進めることが求められる。
相撲界の未来を築くためには、ただ勝つことに囚われず、より持続可能で健全な成長のための環境が整えられるべきだ。
ネットからのコメント
1、昨日の相撲は相手にまわしを引かれた体勢で無理に寄っていったので、腰を落とさなければ逆転を喰うのは必然。あの体がありながら、抜きん出た実力がありながら、何故あそこまで勝ちを急ぐのか。今場所の大の里は落ち着きが感じられず、基本を見失っているように見えます。残り2番は本来の相撲を取り戻して欲しい。
優勝は無理だとしても、横綱のどっしり感みたいなものを場所の最後には必ず見せて欲しいです。
2、大の里、まわしを取って四つに組む四つ相撲をあまり見たことはないですが、何で四つに組まないんかな?四つに組んでまわしを取らないから、片側から力が抜けて逆転されて負けてしまったり、自ら引いて墓穴を掘って負けてしまう相撲が多いぞ。 変な負け方をしないためには、しっかりとまわしを取った四つ相撲で勝つ相撲が一番安全だと思うがどうでしょう。 前に出て圧力をかけるだけの相撲では、負ける危険は消えないと思う。 まわしを取らない横綱なんて見たことないぞ。圧力をかけて押し切る相撲も悪くはないが、まわしを取って四つに組んで勝つ相撲こそが横綱相撲。圧力で押し切る相撲だけでなく、まわしを取っても強い横綱を見せてもらいたいと思います。
3、大の里は技術的に相撲を取るタイプではなく、チカラでねじ伏せるような相撲かな。強いのは確かだけど、相手に読まれやすいかな。相手が立ち会い押し込んで右を刺させないで前に出ると大の里は大概引いて土俵際方足を上げクルッと回る。
当初はそれで相手が土俵を割ったが、それも読まれてしっかり見て押し込んでいる。大の里は長年これで勝ててきただけにしっかり身体が覚えて反射的に出てしまうのだろう。力はあるのだから、技術力を身につけてほしい。体格にも恵まれているのだから活かしてほしいな。
4、安青錦や玉鷲の相撲と大の里や琴櫻の相撲を見ていると、相撲に取り組む姿勢、向上心の違いを感じる。投げ技、引き技、足技など様々な相撲の技を研究し、激しい動きを伴う実戦のコンマ何秒のタイミングでそれを繰し出して毎日鮮やかな勝利をつかむ安青錦、技の多彩さはないが長年愚直に鍛えあげた身体の力で相手を押し込み、あるいは体勢を崩し地に這わせる玉鷲。対して横綱や大関の相撲にはそうした研究、向上心、経験の積み重ねが滲み出る味わいのようなものが不足していて、負けたときはもちろん勝っても感動や興奮を感じない。実際一定の勝ち星を挙げたからいまの地位にいるのだが、どのような相撲を取るべきか、そのためには毎日どう取り組むべきかをいま一度考え直してほしい。それにしても大の里の自ら下がる取り口は目に余る。
例えば足の怪我や健康の問題などあるなら早期に治療してほしい。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/43ca521f0390043f1be41f0acfa809959b531161,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]