【事件概要】
2001年6月、静岡県の山中で橋口亜希子さんは、6歳の息子と無理心中を試みた。育児に孤立感を抱き、息子のADHD(注意欠陥多動性障害)を周囲から理解されず、追い詰められた結果だった。しかし、息子の発した言葉で自らの行動を止め、立ち直るきっかけを得た。その後、ADHDと診断され、息子を責めていたことへの自責と、もっと早く支援を受けられたならという悔いを抱えながら、ADHDの親子支援活動を25年間続けている。一方、日本では2004年から約20年間で652人の子どもが無理心中の犠牲となり、近年も事件が相次ぐ。国や社会の支援が支援の届かない家庭に行き届いておらず、改善が求められている。

ADHDやその他の育児困難に直面する親への支援が不足している現状は、社会全体で見過ごされてきた問題です。
根底には、「母親なら完璧であるべき」という偏見と、精神疾患や障害に対する知識の普及不足が横たわっています。橋口さんが社会から孤立し無理心中に至った経緯は典型的な例といえます。「問題行動=母親の責任」とされる構造の中で、母子ともに救いを見出せない家庭が続出している事態を、私たちは見逃してはいけません。

具体的な改善策としては、以下を提案します。
保育士や教員を対象とした精神疾患・発達障害に関する専門研修を義務化し、初期対応の質を向上させる。地域密着型の育児相談施設を増設し、匿名で利用可能にすることで親の相談ハードルを下げる。ADHDなどの親子への専門支援を保険適用として、経済的困窮層にも手厚いフォローを提供する。
育児支援と精神疾患の知識普及を徹底することで、孤立する親を支える具体的な仕組みが整うはずです。この事例から学び、私たち全員が関与する社会的責任を果たさなければ、無理心中という痛ましい事件の連鎖は終わらないでしょう。社会の弱さを問い直し、支援を基盤としたより良い未来を築くべきです。

ネットからのコメント
1、得意といえる事が何もないタイプのADHDって、子も親も辛いです。記憶力が良かったり、文字や数の習得が早かったり、好きな事に対しては大人顔負けレベルだったり。発達障害、またはグレーゾーンで困り事は多々あるけど、その中でも得意が1つでもあればそこを伸ばしてあげたいと親も頑張れるだろうし、子の自己肯定感も上がる。ただただADHDの特性だけしっかりとあって、勉強も運動も出来ない子はどうすれば救われるのでしょうか。このお母さんの気持ち、よくわかります
2、ADHDとASDの小2長男に対して暴言暴力でしか対処できていない。たたいて、蹴って、いない方が幸せで平和だと言って…正直可愛くなくて愛しているのか分からない。父親がいなくて私しか甘える相手がいない我が子に申し訳ない。無償の愛をくれる我が子に甘えている自分が情けない。繋がれる全ての機関に相談している。通院もしている。けれど何の解決策もない。新たな機関が見つかっても、全て一から説明。何か報告すべき事があれば全機関それぞれに話す。新たな発見や支援より疲労の方が大きい。そして何より「話すだけでも楽になる」を求めているのではない。話を聞いて欲しいのではなく助けて欲しい。打開策が欲しい。今、この瞬間、この現状をどうにかして欲しい。難しいのは学校にいない時間、夜間休日に大きな問題が生じること。
3、産めばどうにかなると言い聞かせてリスクを理解させずに産ませる社会は本当にどうかしてると思う。その割には、困難が生じたら助ける体制が整っているわけでもなく、「好きで産んだんでしょ」で自己責任論。
金銭面、共働きより、自己責任論で母親・子供を助けない社会が少子化を加速させているのだと思う。今の出産適齢期の女性はよく分からず産まされる前にこの程度のことは理解している。
4、このお母さんはとても苦労されたんだと思うけど、さりとてその時の周囲の反応は、まぁあり得る範囲かな、と思う。お母さんが追い詰められていただろうから、その言葉に必要以上に傷付いてしまった可能性はあると思うけど、当時の一般的な認識ってこんなもんだったと思う。きっとこのお母さんもノイローゼ気味な部分もあったんじゃないだろうか。本当にギリギリまで行ってしまったけど、そこで踏みとどまれて良かった。今はADHDの認識も広まりつつあるけど、SNSなんかではそう言う人に対する差別的な言動も見るので、まだまだですかね。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/e8ce5ad80a4e3b7a12c9e9fe1c609c1cb3a8c7c4,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]