Jリーグは2026-27シーズンの秋春制移行に伴い、特別大会「百年構想リーグ」を開催中。通常の昇降格がない特性に加え、引き分けを排除した形でPK戦による勝敗決着が導入された。試合結果による勝ち点は、通常の90分勝利が3、PK戦勝利が2、PK戦敗北が1、90分敗北が0と定義。このルールによりJ1リーグの開幕節では、10試合中4試合がPK戦決着となり、2節も10試合中6試合でPK戦が行われた。従来の引き分け試合数と比べ大幅増加し、PK戦率は明らかに上昇した一方、得点も後半より前半に集中する傾向が顕著。また、ACL出場権や賞金の影響でJ1チームは現実的な戦術を選択する場面が目立ち、J2・J3は異なる戦略での試合展開が見られる。
この百年構想リーグの評価は議論の余地があり、制度上の影響による試合の質や戦略の変化が注目されている。
Jリーグが導入した「百年構想リーグ」は、競技の魅力を損なう可能性をはらんでいます。最大の問題は、勝ち点制度の変則的ルールが試合戦略に与える影響です。PK戦を強いることで、本来の90分間の激しい攻策と緊張感が薄れ、引き分けを狙った守備偏重型の消極的な構図が目立つ結果となっています。
J1での後半得点の低下やPK戦率50%は、この変化を如実に物語っており、リーグの信頼や競技性を損ねるリスクが潜在しています。
こうした状況の背景には、ACL出場権や賞金という経済的要素が大きくかかわっているのも確かですが、競技そのものの価値を高める方向ではなく、短期的な利益確保と戦術の現実路線への転換に繋がっている点は見過ごせません。この偏向した姿勢は、長期的には観客の減少やブランド価値の毀損に繋がりかねません。
解決策として、1) PK戦による得点ルールの再評価を行い、慎重な導入基準を検討する必要があります。2) 昇降格の制度を復活させ、試合の真の緊張感を再び呼び戻す措置が求められます。さらに、3) ACL出場権・賞金に依存しない構造的なリーグ運営を推進し、純粋なスポーツ競技の精神を充実させるべきです。
百年構想という名称に値する健全なリーグ運営とは、短期的な恩恵で安定を図るのではなく、競技者と観客が心から燃える場を継続して提供できる本質的な変革なのです。その未来のため、今こそ本質的な議論を始めるべきです。
ネットからのコメント
1、引き分けで勝ち点1しか入らなかったところ、今大会のレギュレーションでは1.5になったので(PK勝利で2、PK敗戦で1の平均)、従来のリーグ戦より引き分けが多くなることは想定通りだったんじゃないでしょうか。その上でPK戦の実績を積めることは特に国内組が主力のGKにとってはメリットしかないでしょうね。よく考えられた制度だと思います。
2、今年は北中米ワールドカップが開催される。決勝トーナメントでは延長戦で決着がつかない場合はPK戦があり、日本は決勝トーナメントでPKで敗退した試合もある。今回から優勝するまでトーナメントが5試合ある為、どこかでPKもあるかもしれない。それを考えると日本代表に呼ばれるかもしれない。J1の選手はPKを経験しておくのは悪くない。
3、レギュレーション的に無理せずPKに持ち込む傾向が高くなるのもわかるけど、26-27シーズンの王者になるのは構想リーグで90分で勝つためのサッカーをしてきたクラブだと思う。
4、初期のルールなので、懐かしい感じがします。
世界的には引き分けの勝ち点1が浸透し過ぎてて、日本でもしっかり浸透してます。このレギュレーションを初めて見る人は恐らく否定的な見方をするんじゃないかな。でも、当初はリーグを盛り上げるために取り入れたものだったし、廃止後、引き分け勝ち点1に対して当初はモヤっとした覚えもあります。ただ、白黒つけるやり方が盛り上がらないわけありません。たまにはこういうのもありだと思います。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/06f7e673dbf73fe3fdf8afd9ad99f1be3f8b7693,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]