事件概要:2025年8月5日、SNS上で、プロ野球DeNAオーナーである南場智子氏の過去のインタビュー内容が再拡散されました。発言内容は「女性優遇よりも男性の解放が先」とのもので、南場氏は男性が仕事に邁進する以外の選択肢を取りにくい現状を指摘し、女性には多くの選択肢があると述べました。この投稿に共感した井川意高氏は、「南場さんって本当に凄い人だね」と反応。
南場氏の発言は2013年のインタビューに基づいており、当時は女性の社会進出を支持する一方、優遇措置が逆差別になり得る点を強調していました。
コメント:南場智子氏の発言は、現代の社会でますます求められる「公平」の概念に対する鋭い問題提起です。しかし、その視点が一部の人々にとってはあまりに一方的で、実際には多くの社会的文脈や課題を軽視しているように感じます。特に、日本の男性が直面する職場環境や社会的な圧力は、ただ仕事に邁進するという選択肢のみに縛られているわけではなく、多くの男性がキャリアや家族、自己実現に対してもっと広い選択肢を求めています。この発言が示す問題の本質は、ただ「男性の解放」を訴えるのではなく、社会全体での性別に基づく柔軟な選択肢の拡充と、それに向けた実力主義的な評価が重要だということです。
選択肢を広げるためには、男女問わずより包括的でバランスの取れた制度改革が必要不可欠です。
ネットからのコメント
1、本当のフェミニストは昔からこういう意見を持っているんですよね。それがいつの間にか女性の男性化にすり替わってしまった。ごく個人的なことを言うと、仕事と育児を両立したくても、現場が子育てを想定していない勤務構造で本当に苦労した経験があり、南場さんの言葉はもっと男社会に届いてほしいです。
2、この記事で初めて発言を知ったけど、まじてすごいな。自分は逆差別を感じつつも、まぁ色々進めていく時期だし別にそんなもんかと思っていたけど、こういうことを発信できる女性はなかなかいない。しかも10年以上前の2013年に言ってるのが素晴らしい。
3、女性の社会進出と男性の解放はセットだと思う。どちらか一方だけというのは成り立たない。男性だけの組織は上下関係が厳しく、体力勝負になりやすくて、長時間労働などブラックになりやすい。野球部などの先輩から後輩へのいじめなども男子スポーツで起こりやすい。女子もいじめはあるけど、あそこまで暴力的なのは聞いたことがない。
結局、人類が男性と女性がいるのも集団にとって男女の両方がいる方が健全なんだと思う。
4、これは凄く的を得ていると思います。ジェンダー平等関連で必ず話題にされる北欧諸国ですが、そのコンセプトの一つが「男性の負担を減らし、女性も等しく義務を負う」です。しかし日本はどうでしょうか。男性の長時間労働や過労・労災、差別は無視されて、論点になるのは女性の家事育児負担や男女の賃金格差、政治家や企業役員の女性比率ばかり。目指されているのも「女性や子どもが安心して暮らせるまちづくり」だとか、「女性が輝く社会」「女性に優しい〇〇」など男性は置き去りにされています。井川さんのような発言をすると、残念ながら差別だとか批判する人もいるのですが、こうした意見を言えることもメディアで発信することも尊重されるべきだと思います。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/c43cad0b3b77e497105edc5280043db3c4c606d6,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]