事件概要：日本の皇位継承を巡る議論において、天皇や皇族の意見が反映されない現状に対する問題が提起されている。特に、天皇や皇族が自らの立場や将来について意見を述べる機会を持たず、議論が進められている点に疑問が呈されている。島田裕巳氏は、天皇が自らの人生を決める自由がないことを問題視し、社会制度が天皇に与える制約の不自然さを指摘している。

特例法で生前退位が実現したが、天皇や皇族が発言できないことは問題だと述べ、将来的に皇室のあり方に対してもっと自由な発言を認めるべきだと提案している。

コメント：天皇や皇族がその将来や生活について意見を述べることができない状況は、現代社会における基本的な理想とは大きく乖離しています。私たちが家族や個人の意向を尊重し、選択の自由を保障されていることを考えれば、皇族が自らの境遇に対して発言する権利が奪われていることは理不尽と言わざるを得ません。国民が納得する形で皇位継承を進めるには、当事者である天皇や皇族がその意見を反映できる環境を整えることが欠かせません。具体的には、皇室に関する議論をもっと開かれた場で行い、当事者の意見を積極的に取り入れることが必要です。また、皇室典範の規定を見直し、天皇や皇族が自らの意思で発言できるようにすることも重要でしょう。

自由に発言できる社会こそ、真の民主主義が機能している証だと思います。

ネットからのコメント

1、天皇は小さな時から意識され、ご自分を律して歩まれておられると思います。学問、芸術、時には皇居の周りを走られたりと常に努力をされ、また国民と苦楽を共になさるとの心構えはお有りです。今回、国賓としてご訪問されたモンゴルでは馬頭琴音楽団との共演でのビオラ演奏。音楽に国の壁は無いとの素晴らしい音色を響かせて頂きました。イギリスでもビオラの共演がお有りで、天皇陛下の抜きん出られた音楽に対する熱い想いは素晴らしいと感銘いたします。言葉に隔たりがあっても音楽には共通の音色が有ると再認識させて頂きました。

2、『家業』と言うモノがあるが、天皇制も同様だと思います。違うのは、『官営』なので、おおよそ倒産＝廃業する事が無いため、それによる転職機会が無い事でしょう。少なくとも上皇陛下や天皇陛下は、その辺りの葛藤が無かった訳は無いでしょうから、人生のどこかの時点でスイッチを切り替えられたのだと思います。その事も『帝王学』の一環なのですが、悠仁君には学ぶ機会は無さそうに見えます。

3、国民が天皇に対して望むことなどさして多くはありません。日本人であることを誇りに感じさせて欲しい、ただそれだけです。弟宮や長男が天皇になった時にそのように感じる人がどれだけいるでしょうか？今の皇位継承に関する議論の原点はそれに尽きると思います。

4、通常は当主が後継者を指名するのが世襲じゃないでしょうか。当然，後継者の才能や資質，関係者の意見などが考慮されるとは思いますが，最終的に決定するのは現当主かと。陛下のご意向が尊重されるような法的な整備がなされるべきです。