ウクライナのEU加盟が早期実現しないとの見通しが示された問題について整理し、コメントを作成します。
ウクライナのEU加盟を巡る進展は厳しい状況に直面しています。現地時間15日、カラス外交安全保障上級代表がミュンヘン安全保障会議で発言し、「具体的日付提示は準備できていない」とし、2027年1月1日までの加盟という目標が非現実的である可能性を示唆しました。ウクライナはロシアとの和平案にこの目標を掲げていますが、全加盟国の承認が必要な中、ハンガリーなど反対の動きを見せる国が存在。また欧州内部には加盟基準や拡大の現実性を巡る根強い懸念もあり、加盟交渉が続いているものの早期実現には多くの障壁が立ちはだかっています。

ウクライナのEU加盟が想定された目標よりも遅れる可能性が高い現状を鑑み、いくつかの重要な論点が浮かび上がります。
まず、EU拡大に関する意思決定プロセスの複雑さが明らかです。現在の判断プロセスは全加盟国のコンセンサスに依存し、1国でも反対があれば事態が停滞する構造には問題を感じざるを得ません。また、ロシアとの和平案に特定のスケジュールを依拠した加盟計画を組み込むこと自体が、EUという枠組みの政治的道具化と矛盾します。これらの状況は、平和構築と地域安定という本質的な課題を妨げかねません。
現実的な解決策として、次の3点を提案します。
加盟基準の段階的達成制度を導入し、特定基準を達成した国が限定的にEUのいくつかの制度利用を可能とする「準加盟」を制度化する。承認手続きにおける「部分的多数決方式」や合意形成支援メカニズムの導入により、加盟国の全面的な反対を乗り越える仕組みを構築する。EUが主導する形でウクライナとロシア間の和平交渉をさらに支援し、和解後に加盟が実現する道筋を現実的かつ段階的に示す。現在のEU加盟の仕組みは、一貫性や現実味を欠いた状況に陥るリスクを秘めています。平和と繁栄を目指す理念に基づく本来のEUの価値を再考し、国際社会の期待に応える柔軟で迅速な展望構築が求められます。
ネットからのコメント
1、EU首脳はウクライナを同胞とは見ていない。ロシアもウクライナも同じスラブ系。「対ロシアの鉄砲玉となって同士討ちをしてくれればよい」が本音だろう。トルコのEU加盟と全く同じ構図。EU加盟を餌にして、欧州支配層は世界有数の地上軍を持つトルコをNATOに引き入れた。対ロシアの先鋒としての役割を担わせるためだ。しかし70年経ってもトルコのEU加盟への道は開かれていない。
2、ウクライナの人々が命がけでロシアの侵略と戦い、前線で血を流し続けている最中に、「準備が整っていない」とは一体どういうことでしょうか。準備が整っていないのはEU側の覚悟の方ではないですか。ウクライナの人々は家族を失い、故郷を破壊され、それでもNATO加盟を含むヨーロッパの一員になる希望を支えに耐えてきました。その希望を「具体的な日付は出せない」の一言で突き放すのは、あまりにも残酷で無責任だと思います。そもそもEUは「自由・民主主義・人権」を掲げる組織ではなかったのですか。まさに自由と民主主義を守るために戦っている国に対して門を閉ざすのであれば、EUの存在意義そのものが問われます。
ウクライナに「ヨーロッパの盾」としての役割だけを負わせて、いざ仲間に迎え入れる段になると逃げ腰になる。これでは口先だけの連帯にすぎません。EUが本当に価値の共同体であるなら、今こそ行動で示すべきです。
3、結局の所、今加盟させたらロシアとのイザコザが生じるから完全に終戦するまでは関与したくないんでしょEUが出来た当時はそれなりに機能してたけど今のEUは烏合の衆も同然ましてやアメリカとの関係もあるし我関せずを貫きたいんだろう
4、結局、EU諸国はウクライナの加盟を認めたくないのだろうか?ソレは結局ロシアの機嫌を損ねるとエネルギーの供給が止まるとかとなると自国民の不満が噴出することを恐れているのだと思うが、今のウクライナ国民の窮地を何と考えているのだろうかと疑問に思う。ロシアや中国、アメリカのような大国がどんどん自国に従う国を取り込もうとしているだけに思う。もちろん日本はアメリカに依存しているから他の国とはある程度の距離感で付き合うしかないけど、どのみち、他国の争いに巻き込まれないでほしい。
世界が何故ロシアのこの侵略を黙認しているのか不思議でならない。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/2e82022b433d72459d10243171e910ffa8da13fe,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]