港浩一氏の辞任から1年、フジテレビは元タレント中居正広氏による性加害問題を発端として、人権軽視やガバナンス不備への批判を受け、経営改革を急務としています。昨年5月には「改革アクションプラン」を打ち出し、企業風土改善を掲げました。スポンサー離れによりCM出稿数が激減しましたが、昨年12月には前年比で86%まで回復。出演者の契約に人権方針を明記するなど具体策を進めています。しかし、筆頭株主による株買い増しや不動産事業に関する要求も絡み、複雑な局面に直面。今後、経営陣の対応がフジ再建の鍵となります。

この問題は、フジテレビが過去の企業文化に潜む構造的問題を露呈し、その底流にあるガバナンスの欠陥を克服しようとする過程にあるという点で、強い批判が求められます。
フジテレビの問題が浮き彫りとなった背景には、企業内でハラスメントがまん延していた実態や、それを許容してきた長年の風土が存在しています。
第三者委員会は「全社的に被害が広がっていた」事実を指摘しましたが、これは非常に深刻であり、単なる一時的な不祥事とは言い難い本質的な問題です。さらに、スポンサー企業による差し止めという事態を招いた経営の混乱を見過ごしてきた責任の在り方も問われなければなりません。
解決策として、第一にガバナンス体制を確立するための外部監査の定期導入が必要です。第二に、ハラスメント問題を防止するため、内部通報制度を確実に機能させ、匿名性を強化する対策を講じるべきです。第三に、経営陣の再構築だけではなく、全社員に対する倫理教育を恒常的に実施し、組織文化自体を刷新することが求められます。
フジHDが掲げる「改革アクションプラン」は、その背後に潜む問題への対処として不十分である可能性があります。企業の成長投資を行う以前に、まず一度立ち止まり「信頼回復とは何か」を整理する必要があります。現在の再建への歩みが単なる外面の矯正に留まれば、将来的に再び同じ課題が浮上する危険性をはらんでいます。その本質を直視し、真剣に取り組む姿勢が、視聴者のみならず社会からの尊重を得られる唯一の道でしょう。
ネットからのコメント
1、ジャニーズ問題の時もそうだけど、CM停止だって企業側のパフォーマンスだろ?自分も虐める側に回っておけば自分の身は安全ってやつでさ。じゃなかったら1年も経たないで十分に改善したのか検証もせずたった数ヶ月でCM再開っておかしいでしょ。本当に問題視してるならその場しのぎの対策じゃないか時間をかけて見極めると思うね。
2、喉元過ぎれば熱さを忘れるとよく言ったものです。人間ってやはり時間が過ぎると興味関心が無くなり忘れてしまうのですね。CM自粛に至った事案に対して8割も回復するほどフジテレビの方で何か問題解決に向けて前進したのでしょうか。話題に挙がらなくなったからしれっと戻った感はありますね。
3、一年前、サザエさんのスポンサーがなくなっても放送が続いていたことに驚いたが、一年経ってスポンサーが戻り元通りの番組が流されているその間、人気タレントがテレビから消え、フジテレビの幹部が交代し、被害者と目される女子アナはメディア活動を続けたアナウンサーが番組で涙の訴えをしたり、記者会見の内部記録が放送されたりした時は、これから何かが変わるのだろうと思っていたが、一年経って外から見ても何が変わったかはわからないままだ系列局の会長のセクハラゴシップも流れたりして、フジテレビをはじめとしたテレビ局の企業風土は変わっていないと思わざるを得ない
4、フジテレビが騒がれてるけど、他局も実はスポンサーの一部もやってると思う。ただ、フジテレビをスケープゴートにして他局は逃げただけ。フジテレビだけ叩くのは間違ってる。フジテレビが変わっても他局が変わらなければ何の意味もなく一生解決できるわけない。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/d78d8989d83dfe385325041c03db30a9136d4d39,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]