株式会社バンザンが運営するオンライン家庭教師事業「メガスタ」などは、2023年2月16日に自身の破産手続き開始を申請し、東京地裁により承認され事業停止となりました。同社はコロナ禍でオンライン家庭教師事業を拡大し、2023年1月期には約30億7000万円の収入を計上。しかし、初期投資や広告費用の過剰負担、課徴金命令を含む不祥事で経営困難に直面。2025年末時点で負債総額は約14億2100万円となり、生徒や講師への未払い問題が発生しました。この事業停止により生徒約1800名をはじめ、債権者が3000名以上に及ぶ可能性があると報じられ、突然の閉鎖に保護者や教師らが困惑しています。

この事象は、教育という公共的な分野での重大な失態と言えます。まず、教育サービス提供者として、同社が採った経営手法は極めて安易だったと考えざるを得ません。
オンライン家庭教師サービスは、生徒や親の信頼に基づいて成り立つものであり、その信頼を広告過剰・誤表記といった短期的利益の追求で失った結果、破綻に至ったのです。さらに、講師報酬未払い問題や破産手続き前の事業停止通知など、関与する人々への配慮の欠如が目立ちます。

問題の背景には、オンライン教育市場の急拡大がある一方で、同業界における規制緩和や監督の欠如という根深い制度的課題もあるでしょう。教育は事業主一人の利益ではなく、社会全体の未来を支える柱。その責任を確実に遂行する体制の構築が求められます。
解決策としては、以下のポイントを挙げたいと思います。
国や地方自治体によるオンライン教育業界の定期監査制度の導入。サービス提供者による透明性の確保を義務付け、広告や料金体系の正確性を保証。破産事例における迅速な救済制度の設置、特に未成年生徒への教育提供確保を優先した救済措置の制度化。このような事件は、社会的信頼や公共安全に対する価値観を改めて問い直す機会です。教育という重責を果たすためには、事業主には誠実かつ長期的な展望が求められることを再認識すべきです。
ネットからのコメント
1、子供がオンライン授業を受けていました。口コミなどを参考にいろいろ考えて決めたのがメガスタだっただけに、こんなことになってショックです。ニュースでよく見る話と思っていたことがまさか自分のみに降りかかるとは。木曜日の授業を受けて、LINEで先生にいろいろ相談していた次の日にいきなりの本部からのメール。先生も同時間に連絡があったそうです。しかも講師のお給料は「システムエラーのため」ということで3ヶ月も支払われていなかったそうです。生徒もですが、講師の先生方も本当にお気の毒です。そして高い授業料はほとんど本部に吸い取られていたらしいことがわかりました。個人的に授業を続けていただくことにしましたが、先生指定の金額があまりに安く、今まで支払っていた料金のあまりの高さにお互い驚いてしまいました。
今回の倒産でショックはありましたが、結果的には良い先生に恵まれ、授業料は半額以下になりました。
2、最近オンライン塾が急増しています。経営者にとっては教室などの箱物を用意しなくて良いから運営経費の削減になりますし、講師の募集も住所も気にせずに全国から集められます。また子供達にとっても通塾の手間が省けてマンツーマンの講義を受けられるのが良いのでしょう。ただ、今は少子化が進んでいます。教育業界の市場は縮んでおり塾も過当競争にあると思われます。講師も倒産してから初めて知ったみたいですから一部の経営幹部のみで倒産させて行ったのでしょう。今は受験シーズンでもあるので被害にあった親や子供達はどうしようもない気持ちだと思いますが、ここで心折れずに頑張って欲しいです。
3、家庭教師4万人登録に対して最高益が30億円。1人当たりの売り上げが数万円。形だけの登録の人間がほとんどでしょうね。どうみても計算がおかしいですね。これに加えてCM展開倒産してもおかしくないですね。
4、脱毛業界や学習塾業界、着物業界やエステ業界、回数券システムなどで一括払いさせておいてドロンする企業が毎年のように出ている。
特に美容系は特定のサービスを無料とか格安で客寄せして、実際には一定回数のコース契約。そして、そのコースが満了する前におそらく計画的倒産。オーナーとごく中心的な幹部のみが情報を知っていて出勤して自分の会社が倒産しているのを知ったということもよくある話。どの企業が悪質か(倒産しそうか)はなかなか分からないので、消費者側としても都度払いにするとか対策を考えないといけないが、逃げ得を許してはいけない。この手の計画倒産による資産隠しは厳罰化かつ賠償するまで強制労働で良いと思う。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/fabc12793c91f6fd6d326d28898bb7e13430ab47,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]