1937年設立の昭和ホールディングスは、7月8日に異例の開示を行い、千葉県柏市の本店で代表取締役が不在となり、会社実印や会計帳簿、預金通帳などの所在が不明になっていると公表した。6月29日の株主総会では取締役候補9人中4人の選任が否決され、再任された5人のうち3人とも連絡が取れず、取締役会を開催できない状態という。さらに総会前には子会社5社の株式が担保権実行により移転し、計6社が連結対象から外れた。会社は今後の対応を検討中としている。

上場企業でありながら、経営陣との連絡が途絶え、重要書類や実印まで所在不明という状況は、単なる経営混乱では済まされない。市場の信頼は情報開示と適切なガバナンスによって支えられるものであり、その根幹が揺らげば投資家や取引先、従業員まで大きな不利益を被る。問題の本質は、一企業だけの特殊事情ではなく、内部統制や監督体制が十分に機能しなかった可能性にある。
まず関係当局による事実関係の迅速な調査と経緯の全面公開を進めること、次に重要書類や資産管理の厳格なルールと第三者による定期監査を徹底すること、さらに経営陣の責任所在を明確化し、再発防止策を具体的に公表することが不可欠だ。上場とは信用を預かる立場であるという意味でもある。その責任を果たせないなら、市場に残る資格まで厳しく問われるべきだ。
ネットからのコメント
1、こんなどうしようもないペーパーカンパニーをスタンダードに上場させとく東証もどうかしてる。事実が判明した時点で上場廃止処分しないと、この会社が犯罪に悪用される可能性すらあるのに。
2、一番驚いたのは、「何が起きたか」よりも、上場企業でありながら、なぜここまでの状態になるまで誰も止められなかったのかという点です。代表者が不在となり、実印や通帳、帳簿の所在まで分からなくなる。本来なら、その前の段階でガバナンスや監査、取締役会など、どこかで機能する仕組みがあったはずではないでしょうか。上場企業というだけで一定の安心感を持ってしまいがちですが、今回の記事を見ると、上場していることと、経営管理やガバナンスが十分に機能していることは必ずしも同じではないのだと感じました。
今回の問題は、一企業の特殊な事例ではなく、企業統治やガバナンスの実効性そのものが問われている事案だと感じました。
3、財産体が無くなったという事ですね。子会社から借り入れた資金の返済に、保有していた子会社の株式を充てたという事。このホールディングスの資産が、子会社の株式のみなら現時点での資産は無くなります。そして、子会社の株主でも無いので、子会社に対して取締役選任権も有りません。要は、子会社が離脱して、親会社には何も残っていない状態だと推測されます。そもそも、子会社からの借入が適切だったのか、借入で入った資金の流れは、そして一連の事態に関して会社法の適用はきちんとなされていたのか。東証はきちんと究明しないといけないでしょう。とりあえず先ずは管理ポスト行きかな。
4、元々もう何年も株価が40~50円近辺だったけどこれは大暴落(多分)だろうし、それよりも何よりもそもそも存続が可能かどうかのレベルではないか?実印が無い→有印私文書偽造とか、もうそう言うところから本当に大変なことになりそうな予感。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/4e3e748740b16774d9087456ccc7c2d35a869bd5,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]