西九州新幹線の未整備区間について、佐賀県は長崎県とJR九州との3者による意見交換を19日に佐賀県庁で行うことを発表しました。この協議は、昨年5月以来2回目となります。未整備区間は、佐賀県武雄市の武雄温泉駅から九州新幹線までの区間を指し、これをどう接続するかが議論されています。初回の意見交換では、長崎県とJR九州は、佐賀駅経由で新鳥栖駅で九州新幹線に接続する政府案を支持する立場を取った一方、佐賀県はその案に対し難色を示しました。
佐賀県は昨年8月にも国土交通省との意見交換を行いましたが、依然として議論は平行線をたどっています。
これまでの経緯を振り返ると、各方面の利害が交錯していることが分かります。特に、新幹線のルート決定は地域の発展に大きな影響を与えるため、どの案が最適かを見極めることが求められます。しかし、佐賀県が難色を示すのは理解できます。地域にとっては、単なる利便性の問題ではなく、経済的な影響や地域振興の観点からも非常に重要な判断だからです。
では、解決にはどのようなアプローチが必要でしょうか。まず、佐賀県と長崎県がさらに歩み寄り、双方の利害を調整することが欠かせません。次に、政府は地元自治体と共に新幹線がもたらす経済効果や地域発展への長期的視点を共有し、透明性を持って議論を進めるべきです。そして、最も重要なのは、地域住民の声を反映させるための取り組みを強化することです。
地元の不安や疑問に誠実に対応し、最終的に納得できる形で結論を出すことが、地域間の信頼を築きます。
新幹線建設がもたらす経済的な利益と、地域における文化的、社会的影響をバランスよく考慮することが今後の鍵となるでしょう。
ネットからのコメント
1、技術的に確立していないフリーゲージトレインで通すということを国が決めて佐賀県に承諾してもらった経緯があるので、建設費の、もともとの佐賀県負担分を超える分に関しては国や長崎県が負担するということは最低限、佐賀県への誠意として示すべきではないかと思う。
2、フリーゲージトレインが駄目になった時、長崎県が無理やりフル規格にしてしまったのが事の発端だと思う。問題解決するには佐賀県内は在来線を利用するミニ新幹線にするか、佐賀県内をフル規格にした場合の費用を長崎県が肩代わりするしかないと思います。
3、未整備区間と言うけど、長崎から武雄温泉までが先にフル規格で完成したから佐賀も合わせろとは無理な話だと思う。北陸新幹線の残りの区間やリニアモーターカーもどうなるか疑問だけど、中途半端な案件が多すぎないか。
4、長崎県は全線開業させて観光客を呼びたい。佐賀県は建設費負担、在来線切り捨て、新幹線の客は佐賀を素通り(通過)と全くメリットが無い。何度協議しても意味ないやん
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/a54b716b9352b9fb713ccbf7d6acef5662e427f5,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]