事件概要:「境界知能」とはIQが70から84の範囲にあり、知的障害ではないものの平均より低い状態を指します。同特性に関する議論を取り上げた「ABEMA Prime」では、社会が抱える支援の空白と、その中で苦悩する当事者たちの状況が浮き彫りにされました。50回の転職歴を持つ当事者のぞみさんは、職場での失敗や心ない言葉により自己肯定感が低下し、悪循環に陥る実例を公開。専門家は、公的支援の欠如と周囲の偏見が問題を悪化させる構造を指摘。報道では静岡県の学習塾の取り組みや公的支援の必要性も強調されました。

コメント:「境界知能」の問題は、制度の欠陥と社会的偏見が絡み合った深刻な課題です。IQの値だけで評価される画一的な基準に基づく現状は、支援から漏れてしまう人々の存在を見過ごしています。この構造そのものが異常で、当事者にとって一つの失敗が負の連鎖を引き起こす状況を生み出しています。
背景にある問題の本質は、公的支援体制の柔軟性の欠如と教育・福祉の現場における知識・理解の不足です。「一括りで見下される」ことで、社会的な排除が強化され、自己肯定感が育まれる機会が失われています。
解決策として、まず制度面での改善が求められます。①「境界知能」を含む柔軟な支援対象の拡大、②専門家や教育現場への研修を通じた知識拡充、③民間と行政の連携による包括的なプログラムの構築などが必要です。また、偏見根絶のための啓発活動を強化し、正しい認識を広める努力も欠かせません。
社会はすべての人々に平等な価値を保証する必要があります。数字に基づく線引きによって人間の尊厳が否定されてはなりません。少しの理解と支援で人生を変えられる可能性を持つ人々を、私たちは決して見捨てるべきではないのです。
ネットからのコメント
1、それでも昔は、単純作業の仕事があり、それなりに収入を得て家庭を維持することもできていた。でも、全自動化やIT革命で、そういった仕事がなくなっていったんだよね‥‥。人間は機械やコンピューターに任せて、仕事をしなくても楽になれる社会を目指していたはずなんだけど、実際は仕事を失って生活できなくなった層が出てきたという皮肉。
2、50回の転職ということは、50回は何らかの形で職に就かれたということです。アルバイトなどの非正規、正社員などの正規にかかわらず50回も職に就かれた経歴がある方は、少ないのではないでしょうか?職に就かれる実力だけでなく、イヤな仕事の辞め方があっても次に何度も仕事をしようとされる意欲もすごいと思います。
3、学生時代個別指導塾の講師をしていて、ある夏期講習で普段担当ではない中学生の数学を受け持ちました。裕福な家の子で、夏休み中毎日朝から夕方まで授業を入れて、数学も2-3コマやってたと思います。一所懸命類題に取り組んで、やっと関連問題は安定してできるようになった!となっても次の日になるとリセットされてて、頑張ってるだけに無情というか、何とも言えない気持ちでした。あれだけの時間も得意なことに費やせたら抜きん出てできる人になったかもなのにと思っていました。境界知能の方には本人にあったサポートは大事と思います。
4、昔は全員大学には行かなかったし、そういう方の仕事も明確だった今は平等にという事で同じように扱うから、かえって残酷な事になってしまっている自分の特性にあった仕事をしないとIQに関係なく不幸な事になる人と話すのが苦痛な人が文系出身だからと営業職をやると悲惨だ、事務職でも問い合わせ窓口をやらされると悲惨だ就職する時は条件だけでなく職務を良く読んで自分の特性と合っているかを考えた方が良い
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/91fe364f613d6831256ab0a68f34600be586fcff,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]