ニューヨークを拠点とする現代美術家、松山智一氏(49)が、「やおきん」と共同制作した美術品「うまい棒 げんだいびじゅつ味」が、東京都内で開催されたSBIアートオークションで115万円(手数料込み)で落札された。この作品は開封できないアクリルボックスに収められ、美術品として鑑賞することを目的としており、昨年3月には1本10万円(税別)で限定50本が発売され即完売。パッケージデザインは松山氏の線画で彩られたが、うまい棒自体は通常品と同一で、アートと商品が融合した独特なコンセプトが注目を集めた。

このニュースは批判型コメントがふさわしいと判断します。
現代美術が常識を覆す力を持っていることは確かですが、115万円という非常に高額な落札価格は、美術と商業の境界線が曖昧化されている一例とも言えるでしょう。特にこれが「普通の駄菓子」と明言されている以上、美術品として称賛されるための要素がパッケージデザインに限定されているのは浅薄に感じられます。
現代美術の価値が金銭的な評価に偏り、「アート」が鑑賞者に与える精神的な深みや問いかけが見過ごされているのではないでしょうか。
この問題には以下の改善策が求められます。まず、美術作品の評価基準として社会的意義や独創性を重視した審査過程の整備が必要です。また、アート市場が商業化される中で、美術館や公共機関が作品の背景や意義を広く紹介することで、唯物的評価に偏らない文化的土壌を育むべきです。さらに、芸術家や取引関係者は多くの人々のアクセスを妨げない価格付けの検討を進め、アートの本質を持続可能な形で共有するべきです。
このようなアート市場の状況は、社会全体がクリエイティビティではなく価格に注目しがちな価値観を映しています。美術品が本来持つ力、即ち「心を動かす力」への回帰が急務です。
ネットからのコメント
1、本当に芸術品の価値というものは人それぞれの価値観によって大きく変わるということがよく分かる話ですね。有名画家や彫刻家や陶芸家や盆栽なんかの作品も人によっては億円の価値があるけれど、人によっては1円も払う価値もない。
このただのうまい棒に100万円を超える金を払う価値があると思う人がいるからその物に価値が生まれる。非常に面白い世界ですよね。
2、現代美術は「理解できるか」よりも「どう感じるか」を問うものだと言われますが、うまい棒という誰もが知る身近なお菓子が、鑑賞用として115万円の価値を持つという点にはやはり驚きます。作品そのものというより、コンセプトや話題性、そして「これは美術なのか?」と考えさせる仕掛けに価値が置かれているのかもしれません。そう考えると納得できる部分もありますが、一方で戸惑いを感じる人が多いのも自然だと思います。これも含めて現代美術の面白さであり、難しさなのだと感じました。
3、記事とは関係ないのだけどうまい棒に纏わる話。昔、小学校の遠足でおやつは300円までというルールだった。同級生の友人が300円分うまい棒を買ってきてクラスの友達とうまい棒とほかのおやつを物々交換していた。結果、彼は300円の投資でそれ以上のおやつを手に入れることができた。小学校の時分からなかなかの商才だと思った。
4、理解できない美術を否定しにくい風潮は、多様性尊重を重んじる現代の価値観の表れだと思う。一方でそれは、率直な違和感や批判を口にしづらくし、思考停止や「分かったふり」を生みやすい。美術は本来、自由に評価されるべきものであり、否定もまた健全な対話の一部である。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/3904669ec83f40acaec1453091fa2a50f859cc28,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]