事件概要:
大阪府の33歳のシングルマザーが、医療的ケアを必要とする4歳の息子と3歳の健常な娘を育てながら保育士として働いている。息子は生まれつき経鼻経管栄養で命をつないできたが、約2年前に胃ろう手術を受けるも嘔吐症を発症し入退院を繰り返している。女性は育児・介護休業法による介護休業を職場に申請したが、理解を得られず心身を病む事態に陥った。就学を控えた息子の通学先や家族支援制度の不足が女性の負担を増大させている。

コメント:
医療的ケア児や障がい児を育てながらの就労は、現代社会が抱える重大な制度的欠陥を浮き彫りにしています。この女性のケースは、育児・介護休業法が一部改正されても実際の現場で支援が行き届いていないことを証明しています。職場が制度を拒むことで、法律の理念が形骸化しているのは異常です。社会全体の雇用慣行や福祉制度の実装における大きな矛盾が、支援を必要とする家庭にプレッシャーを与え続けているのが現状です。
問題の本質は、大きく3点に集約されます。第一に、育児・介護休業法をはじめとした法律の実効性が、企業規模や文化によって阻害されていること。第二に、医療的ケア児の家庭への包括的支援が行政レベルで不足していること。第三に、この喫緊の問題に対する社会的理解が進んでいないことです。
解決策としては以下を提案します。①障がい児・医療的ケア児の家庭を対象とした雇用主へのインセンティブ付与や補助金制度の整備。②行政が専門スタッフを派遣する常設支援チームを拡大し、家庭負担を軽減。③国民全体にこの問題の重要性を周知し、社会的理解を深めるためのキャンペーンを展開する。
親の負担を減らし、子どもたちが平等に教育と生活を享受できる社会であるべきです。必要な支援とは、個人の努力に依存する部分を脱し、社会的構造を根本的に変革させることが不可避なのです。困難を抱える家庭が犠牲になり続ける現状をそのままにしておくのは、社会としての怠慢と言えるでしょう。
ネットからのコメント
1、こんなに大変でも、産まれた時には「なんとしてでも生かしてほしい」って思ったんでしょ??そんなの選択肢すらなかった。
知らないうちに延命処置されていた。というなら、その問題を解決するのが先だと思う。「赤ちゃんに重篤な障害がありました。延命しますか?」これを、選べる社会にすることがまず最初。生んだ直後だと親は答えらえないだろうから、生む前に書面で決めさせてもらいたいと思う。重度障碍児のケアで親の人生が潰れて、「こんなはずじゃなかった!」という人は多いはず。「そんなことはない。どんな障害でも我が子はかわいいんだ」という人はそれでいい。その人に向けてのメッセージではありません。
2、ふつうに子どもを育てるのでも大変なのに、医療的ケア児を育てる親の苦労は想像もつきません。記事に出てくるような親御さんは、他にももっといるはずで、親の頑張りに頼るのは限界があるし、親が倒れれば、子どもも支えを失ってしまいます。生活のために仕事は辞められないし、頼れる場所がなく精神的に追い込まれてしまう前に、もっと社会で支えてあげられるような仕組みを作れないものかと思います。
3、子供が欲しい気持ちと、もし障害のある子が産まれた時に自分の生活が成り立つのかという不安は、みんな少なからずあるよね。
出生率が上がれば当然障害児も増える。だから少子化政策を考えるにあたり、障害児が産まれてきても親が仕事を続けられる環境が整っているかという部分がとても大事だと思う。障害児を産んだら仕事が出来なくなるなんて状況では、不安で子供なんてつくれない。記事の方のようにシングルなら一家共倒れになる。国は目線を変えて子育て対策を考えて欲しいと思う。
4、子供をもしも授かれたとしても障害を持っていたとしたら自分は育てケアし続ける自信はなく障害の程度にもよるが子供自身にとってもその人生が幸せかは分からない。生きている限り誰しも事故や病気で加齢により日常生活全般に医療や福祉が必要になるかもしれないが、人生が終わるまで高齢者でも人にお世話をされ続けての長生きが幸せかも分からない。医療や福祉を何処まで投入すべきか、国として検討が必要だと思います。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/6725ebd3a04c9c52a45728412857a64424f8c8c0,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]