相次ぐ航空機内でのモバイルバッテリーの発煙や発火事故を受け、国土交通省は新たな規制を検討しています。同省は、国際民間航空機関(ICAO)の議論に沿い、モバイルバッテリーの機内持ち込みを個数制限し、事実上、機内では使用を禁止する予定です。現行規定では、手荷物内で100Wh以下のバッテリーは制限なし、100Wh超は2個まで許可されていますが、新ルールにより、全てのモバイルバッテリーは最大2個までに制限されます。同時に、機内での使用や充電も禁止される方向です。3月中にICAO理事会で規則が決定予定で、日本も航空法の改定を進める見通しです。

モバイルバッテリーの発火事故防止を目的とした新規制について、その目的の正当性を認めつつも、一方で現行の制度設計の根本的な欠陥が議論されるべきです。事故が相次いだ背景には、バッテリー品質の不均一性、安全基準の限定的適用、消費者への情報不足が挙げられます。
規制強化は結果的に消費者利便性を犠牲にするものであり、代替案の模索が急がれます。
具体的な対策として、第一に、製品安全基準の引き上げと国際的統一規格の制定が不可欠です。第二に、航空各社への迅速な対応マニュアル整備の義務化、特に発火発生時の被害最小化措置を講じることが求められます。第三に、利用者への分かりやすい説明と、持ち込み可能な製品の明確化が混乱を抑える鍵となるでしょう。
本規制は、安全性向上の名目で利便性を著しく損なう危険性を孕んでいます。テクノロジーと移動の自由を両立できる社会を目指し、より慎重な進行を求めます。安全性と利便性のバランスを崩さず、両者を合理的に追求する仕組み作りこそが、真の安心を生む道ではないでしょうか?
ネットからのコメント
1、これは仕方ないでしょう。上空何千メートルで発火して多くの命が奪われるような事故につながるのは怖すぎる。現在、日本で販売されているものは安全基準を満たしているものだけど、外国から来る観光客がどんなものを使っているのかはわからない。特に安価で粗悪なあの国のものだったら恐怖でしかない。
また安全基準を満たしたものでも落下など衝撃を与えたものは発火や爆発の危険性もあるんだし。
2、安全を考えると仕方ない。ただ一番困るのは飛行機のチケットがスマートフォンありきになっていることで、トランジット時のチケット表示、海外渡航時にVISAや入国書類もスマートフォンで表示するなどが前提になっていることが多くなっているので、飛行機内でバッテリー切れになったときに困る。機内でのエンターテインメント用途でのスマートフォンの利用は控える事になりますね。 早く安全なバッテリーが普及すること願うばかりです。
3、大陸産の安価なモバイルバッテリーが流通し過ぎてしまったのが原因なんだろうかね。一部の異常なモバイルバッテリーは怖いよね。まぁ、物次第かなとは思うけど、不確定要素を看過はできないしな、賢明な判断だ。今の時代その時にその場でレンタルできるしな〜。大陸産に限らずだけど、自己保有とするなら、ちゃんとした品質のモバイルバッテリーにしておいた方がいいだろうね。
4、可燃性、揮発性の液体が使用されているモバイルバッテリーについて禁止または制限されるのは仕方ないですし、皆の不安を取り除くためにもむしろするべきだと思います。
一方で、利便性の担保も模索されるべきで、例えば準個体電池で作られたモバイルバッテリーのようにゼロリスクではないもののかなり安全性の高いものについては、保安検査場で確認できるような技術を導入して認められれば使用可能という運用になると良いかもしれません。モバイルバッテリーメーカー各社は、一時的に試練を迎える可能性もありますが、大きなビジネスチャンスにもなるかもしれません。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/ce127271dd5f14d61b40fcf1ad9f3469e50f7b9d,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]