スウェーデン発家具ブランドIKEAの原宿店と新宿店が2024年2月8日に閉店。都心型店舗として2020年以降展開を進めてきたが、渋谷店を除く全店舗が撤退することとなった。背景には賃料の高さと、IKEAの都心型店舗の戦略・商品構成が日本の消費者動向に合致しなかった可能性がある。また、競合であるニトリが全国800店舗以上、売上高9000億円台、営業利益率10%超を誇る一方、IKEAは近年の赤字が倍増し、国内出店計画の多くが断念されるなど、業績不振が深刻化。市場の縮小や物価高による買い控えも影響したとみられ、地方の大型店でも同様の閉店が続く可能性が指摘されている。

IKEAの都心型店舗撤退は、根本的な市場理解の不足を浮き彫りにしています。
郊外型店舗で成功を収めたブランドが、新しい市場で消費者の期待に応えられなかった背景には、日本特有の家具購入文化との乖離が見受けられます。組み立ての手間や迷路状の店内構造は、利便性を重視する日本市場とは相容れず、また都心では高額な賃料が採算性に負荷を与えたことは明らかです。
しかし、問題の本質はIKEAの戦略の柔軟性の欠如です。ニトリの成功は均一性と利便性に基づく消費者体験を徹底した結果であり、IKEAが「北欧デザイン」という独自性に固執し過ぎたことで消費者心理の変化を捉え損ねた点は否めません。加えて、家具のショールーム的な利用が主流となる中で、都心型店舗の品ぞろえや実物確認の不足は購買意欲を削ぎました。
今後の改善策として、第一に、物件選定の再検討や賃料交渉によるサステナブルな出店計画が重要です。第二に、商品をモジュール化し、組立ての容易さを強化することで、日本市場に適した利便性を高めるべきです。さらに、オンライン・オフラインを統合した購買体験を提供し、ショールーミング需要を取り込む戦略が必要です。
IKEAは「デザイン性」と「革新」への強みがありますが、それが現地ニーズに応じてパラダイム転換できるかが鍵です。進化のないブランドは、一世を風靡しても競争を生き残れず、価値の本質に気づくことが重要です。日本市場での再起を図るためには、より共感的かつ柔軟なアプローチが求められます。
ネットからのコメント
1、昔IKEA船橋でMALM(タンス)買ったとき、組み立て不可能な致命的な不良品だった。電話したら「交換するから持ってきて」と言われ、次の休みまで組み立て途中のタンスが部屋を占拠したまま過ごし、再度都内から船橋まで高速に乗って不良品交換に行き、散々な思いをした。IKEAやニトリではなく、普通の家具店で買うのが一番良いと思います。
2、イケアの家具は日本の住宅には大きすぎるモノも多い。組み立てがかなり大変で日本人からすると不良品?と唸りたくなるモノもある。お洒落だけど。ニトリは生活の中の不便や、日本住居の細かい所まで考慮したモノが沢山ある。家具の他にも機能性に特化した寝具やら「お得」だと感じる商品が多いから、色々とニトリで買ってしまう。
3、大学生の娘のひとり暮らしで娘の希望で家具類をIKEAで購入しましたが組立てがとても大変でした。そして4年後の引越しの時もIKEAの家具は解体も大変、サイズが大きすぎて新居には入らず後輩たちに全てあげたそうです。あと娘がネットで購入したセミダブルベッドが半年程で壊れたのでしっかりしたものを…と思いフランスベットで購入しました。引越しの時に解体が大変かと思いきやドライバーなど必要なくすぐに解体も出来てさすがメイドインジャパン️と感動しました。
4、IKEAの家具をいくつか購入して組み立てましたが、扉のある棚はうまく組み立てられず。扉はついたけど蝶番が難しい。若干斜めになり開閉頻度の高い扉は外れてしまった。蝶番を埋める穴の土台が木材を接着圧縮した物だったがボソボソしていまいち弱かった。ベッドも引き出しの前板が数年で外れてしまう。ソファは5足が斜めに出て支える構造だからか5年ほどで足が折れてしまった。単純な構造のベッドは使えている。引き出しや扉が弱いと思う。消耗品ではチャック付き袋と食器用スポンジを使っていたけど、廃盤になったりどこでも売られるようになり遠いこともあって行かなくなりました。
行かなくなった理由の一番はもう子供も成長して家具は必要ない事。作りが弱くてハードな使い方ではすぐに壊れるからもう買わない。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/3e42393d98cab646eda28e4087a4c53c06ccd257,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]