東京23区での不動産事情を反映し、3畳程度の"激セマ物件"が注目を集めています。昨年、同地区の新築マンション平均価格が1億3613万円と過去最高となる中、低価格物件の需要が増加。目黒区や足立区北千住にある同様の物件では、ロフトや収納の工夫により狭さを補い、家賃も周辺相場より1~2万円低価格で提供されています。不便な点として、トイレの狭さやシャワーのみのお風呂、ベランダの欠如が挙げられるものの、それを超える立地の良さや賃料の安さが魅力に。また、この物件を専門に管理する企業の1500室の入居率は99.9%と、ほぼ常時満室状態が続いています。

この状況は、東京の住宅事情が直面する現実の一端と言えますが、同時に多くの人々にとって厳しい住環境を許容しなければならない状況の象徴でもあります。都市開発が進む中で、不動産価格が高騰し続け、若年層や低所得層にとって住居選択肢が著しく狭まっている問題は見過ごせません。

背景には、東京における地価の急激な高騰と、市場原理に任せすぎた政策の歪みがあると考えられます。住宅は人々の基本的な権利の1つであり、それが利潤追求の対象となりすぎた結果、最低限の生活を維持するにも窮屈な住空間が「当然視」される風潮は異常です。豊かさを謳う都市において、住環境が逆行するのはいかがなものでしょうか。

解決策としては、以下が挙げられます。
手頃な賃料の持続可能な公営住宅の建設を急ぐ。民間住宅市場の供給促進をサポートする一方で、低所得者向け住宅の規制緩和や補助政策を拡充する。地方分散の促進や、地方の雇用創出に注力し、首都圏への過度な集中を緩和する。
ライフスタイルの多様化を受け、物理的空間の縮小を受容した暮らしを選ぶ人もいますが、選ばざるを得ない現状は改善が必要です。真の豊かさとは、「狭さを受け入れるスキルを磨くこと」ではなく、選択肢が確保されたうえで、自分らしく暮らせる環境を整えることではないでしょうか。






ネットからのコメント
1、3畳ワンルームで約8万か…さすがと言えばさすがの都会…比べたらいけないが、地方暮らしのわいは35年ローンで月10万弱で70坪の土地に2階建て5LDK(ウォークイン・ランドリールーム・トイレ2か所、諸々)やぞ…都会は夢があるだろうけどなかなか家族層が住むにはハードルが高いですね
2、このような物件は、オーナーにとっては高収益であり、魅力的な不動産投資になるであろう。
住む方は、「寝るだけ」という割り切りならば、一見合理的な気もしそうである。しかし、このような激セマ物件が増えれば増えるほど、耐久消費財が売れなくなる(物が置けないから)、晩婚化・未婚化が進む(狭すぎて人を呼びにくいから)、貧富の差が拡大・固定化する懸念(オーナーはますます儲かる、住む方は一生このような生活から抜け出せなくなる恐れがある)など、社会的に決して望ましいとは言えない世の中になってしまいそうな気がする。激セマ物件は、自分の知る限りでは、かつて日雇い労働者が住んでいた一日2000円程度の簡易旅館(西成、山谷、寿町など)を個室アパート化しただけのように見えてしまい、このような所に住まざるを得ない方が増えるのは非常に複雑な心境である。
3、わたしの妻がかつて墨田区の激セマに住んでいましたが、大変なのは洗濯物で、狭いために部屋の湿度がすぐに上がってしまってなかなか乾かない。窓を開けても窓が一箇所なので換気能力不足でジメジメしてしまう。ただ狭いので冷暖房はすぐに効いてましたね。料理がほぼ出来ないなど一般的な生活には不都合がかなりありますが、割り切って住む分には安くていいかもですね。
4、若者の貧困だとか、東京の家賃の高さも激セマ物件が人気な理由だと思いますが、個人的には通勤ラッシュ回避の理由もあると思います。東京で3年働きましたが、ぶっちゃけ東京で働くストレスの多くは通勤ラッシュの混雑でした。今まで大阪・名古屋の通勤ラッシュを経験していますが、正直比べ物にならないくらい酷いです。会社の近場に狭くても安く住めてあれを回避できるなら、激セマ物件を選ぶ気持ちはとても分かります。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/61020433017522172c685c46bc119eb11a4ddd3d,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]