スキー場の料金が全国的に高騰し、特に訪日観光客の多い施設では急激な値上げが目立ちます。2022年には平均リフト券代が5062円でしたが、今季は7143円へと上昇し、4年間で約40%の値上げが確認されています。北海道ニセコ地区の主要スキー場では、1日券が初めて1万円を突破。その背景には円安や富裕層向けの設備投資があり、雪質の良さを求め長期滞在する客層への対応が原因です。一方、物価上昇率を大きく超える価格改定により、料金の負担が利用客に重くのしかかっています。

この問題は明確な批判が必要です。リフト代の高騰は円安や豪華設備投資に伴う合理化として説明されていますが、利用者の利便性や負担に対して適切な配慮が不足しています。ニセコ地区のような世界屈指のスキーリゾートが投資を進めることは理解できます。しかし、リフト券の価格を急激に引き上げることで地元のスキーヤーや家族連れが手を伸ばせなくなる状況は、本来の公共性や利用者層の多様性を損なう危険があります。
まず運営側は、訪日客から得る収益を地元利用者向け料金への還元として取り組むべきです。たとえば、地元住民割引の拡充や、リフト利用時間による料金細分化といった施策が考えられます。また、物価上昇を鑑みた料金引き上げの透明性を確保するため、運営の収支状況や費用増加項目をより具体的に公表し、年間の変動幅を抑える施策が必要です。さらに公的機関は、地方の観光ブランドを守るため地域住民と観光業者の間でバランスを調整するガイドラインを検討するべきです。
富裕層向けの投資が際限なく進む一方で、誰もが楽しめる公共性の確立が無視されれば、日本のスキー文化そのものが消耗品として扱われる。社会の持続可能性を確保するためには、このような一極集中型の経営戦略を改め、幅広い層の需要に応える真摯な姿勢が必要です。
ネットからのコメント
1、まさに昨日ニセコで滑りました。朝一パウダーのために4時間券買おうとしたら、4時間券は昼からじゃないと滑れないとのこと。回数券もなくなり、仕方がなく一万円超の1日券を買うことに。ナイターの規模も縮小し、改悪されてます(ゴンドラ新設などで輸送能力はアップしましたが)。
それでもたくさん人がおり(8割外国人)、経営側はこれでよしと思っているのでしょう。札幌圏みたいに道民割があればよいのにと思います。
2、北海道にあるルスツリゾートに至っては、1日券が1万円どころか16,200円もします。物価や人件費の高騰だけではとても理由がつかない高騰率です。お隣のニセコのようにリフトが改善されるなど施設が向上していればまだしも、そうした取り組みは一切なくただ値上げされているだけ。インバウンド客の増加に伴った便乗値上げなのではないかと疑いたくなるほどです。リフトに乗っていての体感ですが、5割欧米系、3割アジア系で残り2割が日本人といったところで、インバウンドの占める割合が凄いことになっています。今は良いですが、インバウンド客が去った時、こうしたスキー場の中には日本人客が戻らずに苦戦する所も出てくるでしょうね。
3、ちょっと前までは「超早割」などで1日券が2000円弱で滑ってました。年々高くなって今では超早割でも4000円超えです。仕方のないことですが一万円よりまだましですかね。
余談ですが田舎に住んでると昔のようにスキー道具を買うのも都心に行かなきゃ買えません。ブーツはやっぱり履かないとだめですからなかなか新調できません。そんな事が重なればどんどんスキー人口が減りますね。やな時代になりました。
4、日本人を置き去りにしてる価格と揶揄されることもありますが、これは平均所得額や円安の関係でもはや仕方のない問題だと思います。ただ、それとは別に日本人客に特化し格安価格のスキー場も現れ始めてますので、国際化と国内特化との棲み分けが進むと思われます。「昔から良いと思って通ったのに残念」と思う気持ちも当然ですが、その感覚が正しく世界に評価されたという事でしょう。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/a31ff0c4fc4949a02a0b984ee9a558ad01d22fbf,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]