アラブ首長国連邦のアブダビで、アメリカ、ウクライナ、ロシアの代表団が参加した初の三者協議が10月24日に終了しました。この2日間にわたる協議は、戦争終結を目指した和平交渉の一環として行われましたが、ロシアがウクライナ東部の領土割譲を強く求めたことで交渉は難航。協議の詳細は公表されていないものの、ロシアメディアは領土問題の解決が進展を阻んだと報じています。ゼレンスキー大統領はアメリカの積極的な関与を評価しつつ、協議を「建設的」と述べ、来週にも次回協議が計画されていることが明らかにされています。

国際社会が注目するこの三者協議だが、進展の鈍化が示唆するのは、国際秩序とその脅威に対する不作為の深刻さだ。まず、ロシアの領土割譲要求は主権国家であるウクライナの自治と国境を露骨に無視する暴挙であり、これを黙認すれば現代の国際ルールは「力こそ正義」という危険な前例を世界に提示しかねない。
この問題の本質は、国際社会の制度が武力紛争の解消に必要十分な機能を果たしていない点にある。
解決策として、まず一つ目は、アメリカをはじめとする各国が一致団結し、強力な経済制裁や外交圧力を通じてロシアに譲歩を迫ること。二つ目は、国連や国際司法裁判所を駆使した国際的枠組みの構築により、領土問題への法的解釈を明確にすること。三つ目として、ウクライナの主権擁護を支援すべく、人道的・軍事的支援の体制をさらに強化することだ。
戦争の終結は妥協だけで成るものではなく、正義が後押しされて初めて実現する。領土的野心に屈しない国際社会の毅然とした態度こそ、真の和平への道筋を拓く。
ネットからのコメント
1、侵略した側であるロシアの主張が現実的な選択肢として俎上に載せられている点に、強い理不尽さを感じます。領土を武力で奪い、その既成事実を前提に交渉を進める構図が通るのであれば、国際秩序そのものが崩れます。被害を受けた側が譲歩を迫られる現実は、極めて重い教訓です。これは決して日本にとって他人事ではありません。ウクライナを見れば分かる通り、正義や国際法だけで国は守られない。
最終的に自国を守れるかどうかは、自国の防衛力と抑止力、そして同盟の実効性にかかっています。欧州ではそれが常識であり、理想論は通用しない。日本も同様に、防衛力の抜本的強化を急ぐべき局面です。スパイ防止法、インテリジェンス強化、日米同盟の実戦的深化、核シェア。侵略されてから考えるのでは遅い。今回の協議が突きつけているのは、守る覚悟と準備がない国は守ってもらえないという、極めて冷酷だが現実的な国際社会の姿だと思います。
2、初の三者協議が実現したこと自体は大きな一歩ですが、ロシアが東部の割譲を条件にしている以上、ウクライナが簡単に首を縦に振るはずがなく、難航するのは火を見るよりも明らかですね。ゼレンスキー大統領が「建設的だった」と評価しているのは交渉を継続させるための外交辞令の側面も強いでしょうし、プーチン大統領が自国民に対して成果を誇示できるような落とし所が見つかるまでは、テーブルの上での激しい駆け引きと戦場での睨み合いがまだまだ続く覚悟が必要なのだと思います。
3、仲裁役が頼りない。TACOになってから、今のアメリカは国際的な強さや正義感はなく、アテにならない。
そもそも、侵略国と同じテーブルにつくこと自体が力による支配を肯定するものであり、これまで人類が培ってきた国際秩序を根本から否定することとなる。アメリカが「ロシアのご機嫌とり」に始終する限り、これから先も国際紛争はやったもん勝ちになる傾向が強まってしまった。残念ながら日本も防衛力の抜本的な見直しが必要か。
4、コメントを見ると正論お利口なものが目立つ。私たちの祖先は先の大戦でアジア各国の植民地開放と言う崇高な目的を持ち戦ったが負けてしまった。そして悪者とされてしまった過去がある。つまりウクライナが正しくとも戦争は負けた方が悪となってしまうのだ。だから、今私たちは抑止力をしっかりと持つ議論を行なっていかなからばならない。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/4eb66525b239ce7310bef6274d7c9d93fee9697a,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]