ネスレが19日に発表した声明によると、同社はアイスクリーム事業を約2000億円(10億スイスフラン)で英フロネリに売却する意向を示しており、交渉が進展しているとのことです。このアイスクリーム部門にはハーゲンダッツやドラムスティックといったブランドが含まれており、取引は1年以内に完了する予定です。ネスレは現在の事業戦略を見直し、コーヒーやペットケア、栄養関連やスナック食品に注力する方針を示しました。今回の決断の背景には、フロネリがアイスクリーム事業をより効率的に成長させられるという判断があるとされています。なお、ネスレはフロネリの経営から完全に撤退するわけではありません。

ネスレによるアイスクリーム事業の売却は、世界で厳しさを増す食品業界の競争と各企業の選択と集中の一環として捉えられます。フロネリが事業をより効率的に成長させるノウハウを持っている一方で、ネスレがアイスクリーム部門を「非核」として切り離す背景には、季節変動や物流の課題といった特有の問題があります。
冷静かつ慎重なビジネス戦略として印象付けられるネスレのアイスクリーム事業売却ですが、背後にはいくつかの懸念点が見え隠れします。この事業は幅広く親しまれる消費者向け製品でありながら、ネスレが効率化の名のもとに切り離す理由は主に季節需要や物流の課題にあると言います。だが、それは企業規模の問題ではなく、供給網の近代化や多様な需要変動対応策を怠った結果ではないでしょうか。
本件が示しているのは、一部の大手企業が「選択と集中」の名目で収益性の低い事業を売却し、短期的な収益改善を図る一方で、消費者や雇用に与える影響を軽視する傾向です。アイスクリーム事業は、物流や保管の困難さを差し引いても、人々の日常生活を豊かにし得る分野です。フロネリには買収後も顧客への価値提供を最大化し、より良い製品を市場に届ける責務がある一方、ネスレには事業撤退の正当性をもう少し深堀りし、透明性のある説明を果たすべきではないでしょうか?
供給網の近代化、地域別需要分析の徹底、さらにはコスト負担を抑えるための再生可能エネルギー活用は、むしろ同部門を強化し得た可能性があります。
企業の「合理化」の裏に隠された問題を見逃さず、持続可能な未来へと進む指針を社会全体で築くべきです。
ネットからのコメント
1、日本で売っているハーゲンダッツは全部サントリーと高梨乳業の合弁会社が群馬県高崎市の工場で製造している(ハーゲンダッツの工場は世界に4つしかない)とのことだけど、この体制は変わらないのかな。ネスレ日本は関わっていないのかな。世界的にはネスレがやっているって今初めて知ったしな。
2、ハーゲンダッツはどこか日本企業に買収してもらいたい。オレオみたいに製造国が大陸中国になったら、衛生面も味も今の品質が維持できなくなるのは明白なので。庶民のちょっとしたご褒美ハーゲンダッツを守ってもらいたい。
3、ブランドの親会社が変わるとは言え、即、製造国や品質が変わるとは限らないです。日本のハーゲンダッツは合弁会社が国内生産している体制で、そこがどうなるかが注目ですね。不安もありますが、契約や製造拠点の継続条件がどうなるかを見極めていきたいです。ロゴもイメージ戦略として重要ですが、最終的に守られるべきは品質ですよね。
4、何処が親会社でも構わないが、日本のハーゲンダッツだけは、これまで同様、新商品の開発など日本の好きにさせてくれよ。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/f2c5e84427d18eb80448d9afcba0d6b8cf47c008,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]