米疾病対策センター(CDC)と米食品医薬品局(FDA)は、米国5州(インディアナ、ケンタッキー、ミシガン、オハイオ、ウェストバージニア)で発生したサイクロスポラ症集団感染について、タコベル店舗の細切りレタスとの関連を指摘した。5月1日以降、全米で約7000件の感染・調査例、少なくとも180人の入院が確認され、関連地域では1644件以上の症例が特定された。供給元のテイラーファームズは17日にメキシコ中部産レタスを米国市場から回収した。

食品による大規模な感染被害が繰り返されるたびに露呈するのは、消費者が安全性を信じるしかない一方で、供給網の監視体制が十分に機能していない現実だ。今回、7000件近い感染例と180人以上の入院者が出るまで拡大したことは、単なる偶発的な事故ではなく、食品安全管理の弱点を示している。過去にも同社関連製品で感染問題が指摘されていたにもかかわらず、再発防止策が徹底されていたのか疑問が残る。
改善には、農場から店舗までの追跡システム強化、輸入農産物への検査頻度と基準の引き上げ、問題発生時の迅速な情報公開と企業責任の明確化が必要だ。利益や流通効率を優先し、安全確認を後回しにする仕組みでは、また同じ被害が起きる。食の安心は企業の宣伝ではなく、消費者の命を守る最低限の義務である。
ネットからのコメント
1、こうした海外の大規模な食中毒や感染症のニュースを見るたびに、日本の飲食店やスーパーで提供される生野菜の衛生管理がいかに徹底されているかを実感します。日本ではカット野菜でも徹底して洗浄・殺菌されているのが当たり前になっていますが、それは決して世界の「普通」ではないんですよね。とはいえ、日本でも輸入野菜は多く使われていますし、これだけ流通がグローバル化している現代では他人事ではありません。国内の関連業者の方々にも、改めて検疫や衛生管理の引き締めを意識してもらえると安心です。
2、日本では、これまでサイクロスポラ症は海外渡航に伴う散発例が中心で、国内のレタスによる大規模な集団感染は確認されていないようです。
今回もメキシコ中部産のレタスが米国で流通した事例なので、今のところ日本で過度に心配する必要はないと思います。ただ、生野菜にはサイクロスポラだけでなく、大腸菌やサルモネラ、ノロウイルスなどのリスクもあります。家庭ではレタスを一枚ずつ流水で洗い、手や調理器具を清潔にし、カット後は冷蔵して早めに食べる。今回に限らず、こうした基本的な衛生管理を続けることが大切だと思います。
3、タコライスを作ろうと思っていた矢先だけに、少し身構えるニュースです。日本でメキシコ産やアメリカ流通のレタスを口にする機会は多くないと思いますが、どの段階で汚染されたのかは気になります。栽培時の水なのか、収穫後の洗浄や加工なのか、細切りにする工程なのかで対策は変わります。サイクロスポラは、見た目では分からず、生野菜を介して集団感染につながることがあります。家庭でよく洗うことは大切ですが、流通前の衛生管理が不十分なら、消費者だけでは防ぎきれません。回収して終わりではなく、感染経路と管理上の問題を明らかにしてほしいです。
食品の安全は、最後に食べる人の注意だけへ委ねるものではないと思います。
4、飲食関係ですけど、レタスは当たり前に洗います。その他工場生産の管理された水耕栽培のレタスは洗わなくて大丈夫です。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/9648427fcd2382fe14ee992c363aa6594b6fa04f,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]