7月17日、ニューヨークのトランプタワーで開かれたFIFAレセプションにトランプ大統領が出席し、米国単独で再びFIFAワールドカップを開催したい意向を表明した。FIFAのインファンティーノ会長からは米中共同開催案も示された。また、トランプ氏は2020年大統領選の不正主張を改めて繰り返した。

国際的なスポーツ大会を自国の影響力拡大の道具として扱う姿勢には、大きな疑問が残る。ワールドカップは一国の威信を競うだけの舞台ではなく、多様な国や地域が協力して築く世界的な公共イベントだ。開催国の選定には、施設整備だけでなく、政治的中立性、安全性、社会への利益還元など幅広い視点が必要であり、個人の政治的アピールに左右されるべきではない。
本質的な問題は、大規模イベントが政治的宣伝の手段になりやすい制度環境にある。改善には、①開催決定過程の透明化、②第三者による独立した評価制度の強化、③大会後の地域負担や経済効果を検証する仕組みの導入が必要だ。
さらに、指導者は根拠が十分に確認されていない選挙関連の主張を繰り返すのではなく、公共の信頼を守る責任を果たすべきである。スポーツの価値は権力者の宣伝ではなく、国境を越えた信頼と協力にこそ存在する。世界的大会を利用する政治より、世界に貢献する政治が求められている。
ネットからのコメント
1、トランプもインファンティーノ会長も、これ以上W杯を私物化するのはいい加減にしてほしい。W杯は世界中の選手やサポーターが築き上げてきた最高峰の舞台であり、政治家の自己宣伝や権力者同士の思惑を披露する場では断じてない。単独開催を誇示して自国の力を見せつけようとする発言も、米中共同開催などという政治色の強い構想を軽々しく持ち出す姿勢も、サッカーへの敬意がまるで感じられない。さらに根拠の示されていない選挙不正の主張までW杯の場で繰り返すなど言語道断であり、大会の品位を著しく傷つける行為だ。インファンティーノ会長も政治との距離を保つどころか自ら歩み寄っているようにしか見えず、FIFA会長として極めて失格と言わざるを得ない。
こんな二人には今後一切W杯へ関わる資格はない。サッカーを政治利用する者は、世界最高の祭典から永久に手を引くべきだ。
2、インファンティーノが中国でW杯開催を言及するのは分かっていた。そうすれば中国は開催国枠で予選無しで自動的に出られる。しかし、米中共催を言うとは思わなかった。地理的におかしいし、あまりに全地球的過ぎる(笑)。ここまでして権力者に媚びへつらいたいものかと苦笑を禁じ得ない。
3、単独開催であれば出場国の数も32に戻すことになるかもしれない。多分これからは経済的に豊かな国では無い限り単独開催は難しい気がする。しかし単独開催だから出場国が32や複数国開催で48や64などその度に変わるのもW杯の価値が保たれるのか難しいところだ。言えることは更なる商業主義の加速は望まない。今一度アスリートファーストを心掛けて欲しい。
4、審判の判定を政治家が覆させるような国での開催は、二度とごめんです。そもそもアメリ国内の世論調査では、サッカーW杯を見ると答えた人は3%だとか。人気なのはあくまでアメフト・バスケ・野球・ホッケー。
興行目的としてアメリカがどういう位置づけなのか分かりませんが、サッカーが人気の国での開催の方が、盛り上がって良いと思います。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/ed6ba4bfa4afe3c0b5fd683d01d546b3020e2ba6,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]