中国の「パンダ外交」は、ジャイアントパンダを利用して国益増進を図る手法で、歴史は第2次世界大戦中にまでさかのぼります。1941年、中国国民党政権は米国との支持関係を強化するため、ニューヨークに2頭のパンダを送ったことが初の事例とされています。戦後、中国共産党はこの外交手法を踏襲し、冷戦期には同じ東側陣営にパンダを贈呈しました。1972年にはニクソン米大統領の訪中を契機に米中間の国交が正常化し、パンダが米国と日本への外交贈呈に使われました。80年代以降は保護体制の変化から有償貸与方式に変わり、現在、中国は2頭当たり年間100万ドルの収益を得ています。近年、パンダの送り先は欧米から東南アジアや中東にも広がり、中国は新興・途上国との結び付きを重視しています。

パンダ外交は一見、平和的でほほえましいものに映りますが、その裏には国際政治の深遠な思惑が潜んでいます。
可愛い動物で国際関係を築くこの手法は、単なる文化交流ではなく巧妙な外交戦略です。重要なのは、無償の贈呈から有償貸与へ変わった背景です。これは希少動物の保護と称しながら金銭的利益を追求する形になっています。受け入れ国には大きな経済負担を強いる一方、地域の外交的影響力を拡大する試みです。解決策として、まずは透明性のある国際協定を設けて、動物保護と外交上の利用のバランスを取る仕組みを提案します。次に、貸与契約の条件を公開し、経済的負担の公平性を保証することです。そして、パンダ保護活動を国際的な協力により強化し、外交だけでなく保護そのものを目的とするべきです。パンダ外交が国際コミュニケーションの新しい形として活用されることを期待しますが、動物を政治の具とする倫理的問題も避けられません。したがって、国益と倫理のバランスを再考する必要があるでしょう。
ネットからのコメント
1、日本のテレビは、パンダがとんでもなく価値がある、パンダが日本人が一番愛する動物です、と言わんばかりに、パンダは好きの人たちを映して報じているけれど、ゴリラやキリンヤペンギンやたくさんの動物が愛されているのに、中国のパンダばかりに価値がある報じ方。
異様だと思う。
2、多額の税金を投入してまでパンダは日本に必要ありません!ましてや繁殖させてまで頭数を増やしているにもかかわらず、日本で生まれたパンダまで中国に送らなければならないなんて中国のために飼育・繁殖させているようなものです。報道でパンダが居なくなることに対して悲しむ方々がいらっしゃいますが、どうしてもパンダを見たい人は中国まで行ってもらえばいいと思います。日本の人々の中には見たいけど見に行けない方が沢山します。パンダ誘致で潤うのは一定の地域だけです。日本全体がパンダの恩恵を受けている訳ではありません。とにかく日本政府は多額の税金(血税)を使ってまでパンダを誘致しようとしないでください!
3、毎度思うが、パンダは外交手段になるほどのものかという。パンダ以上の希少動物なんて他にもたくさんいるし、外国では飼育例の少ない種も日本には多々いる。パンダがいなくなるくらいでこんなニュースになるのが意味不明。今までいなかったコモドドラゴンが日本に来たニュースの方をやればいいのに。
4、パンダがはじめて日本に来た頃は物珍しさも手伝って人気がでた。
でも、あれからだいぶん時間が経って、今やネットでも珍しい動物が話題になる。しかも紹介される動物は多種類だ。ハシビロコウ、ホワイトタイガー、……、最近では、マルヌネコとか。しかもペット動画になると更に乱立気味。AI動画もある。この中でパンダが人々の関心においての優位性を保っていくのは難しいだろう。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/587fd0275fbc50ab6f55c95f9b3f1c85a618355e,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]