この事件は、52歳の男を含む複数の人物が、偽造したマイナンバーカードを使い、2020年12月から2024年6月にかけて金融機関から約6億円を詐取したというものである。彼らはスマートフォンの銀行口座開設アプリを介して偽造したマイナンバーカードを利用し、168の銀行口座と437枚のクレジットカードを不正に取得した。逮捕は2024年9月27日で、カード会社からの相談をきっかけに事件が発覚した。警視庁は現在、偽造手法の詳細を調査中である。

この事件は、社会の安全を脅かす重大な事案である。マイナンバーカードという制度自体の脆弱性が浮き彫りになった点は看過できない。このような不正行為を可能にする背景には、本人確認のプロセスやカード発行の監視体制の不備があるのではないか。一つには、カードの偽造が難しい技術的な改善が必要である。
次に、銀行や金融機関における本人確認の強化、特にリアルタイムでの顔認証技術の導入が急務である。また、一般市民への安全教育の促進も考えるべきだ。振り返れば、この事件は利便性を求める社会の進化と、その裏をかく犯罪の進化の対比を示している。国が採用する技術と制度が、国民の安全をすべて守れているとは限らないことに警鐘を鳴らすべきである。
ネットからのコメント
1、「最強の身分証」であるはずのマイナカードが168枚も偽造され、銀行の審査をすり抜けていた事実はあまりに衝撃的ですね。スマホで画像を送るだけの本人確認(eKYC)の脆弱性が露呈した形ですし、利便性を優先するあまりセキュリティが追いついていない現状を突きつけられると、ICチップ読み取りの義務化など早急な対策強化が必要だと痛感します。
2、せっかくICチップ付いてるのに券面の確認だけで本人確認できちゃうからね。ICチップ確認義務って27年4月からだっけ。それまでは偽造天国が続くんだろうねえ。そのへんのスマホ1台で真贋確認できるというのに。。。
3、問題は「偽造された」ことより「確認が形骸化していた」点でしょう。
ICチップがあっても券面だけを見れば意味がない。制度は整っているのに、正確な運用が追いつかず6億円規模の詐偽を許した。義務化を待つのではなく、今ある技術を即使う判断が欠けていたと思う。本人確認はカードの問題ではなく、これは使用する側の責任でしょうね。
4、マイナンバーカードは「本人確認の切り札」のように言われるが、券面を目視するだけの運用なら、正直ほとんど意味はない。顔写真付き身分証の偽造は今や難易度が高いとは言えず、真贋確認をしない前提なら性善説に依存した確認でしかない。本来、マイナカードの価値はICチップと電子証明書にあり、暗証番号や認証を含めて初めて本人性が担保される設計になっている。それを使わず「見ました」で済ませるなら、従来の身分証と変わらないどころか、制度の意義すら薄れる。これは銀行だけの問題ではなく、行政や医療、民間サービス全体に共通する構造的な課題だ。厳格な制度を作っても、現場が面倒だから確認しないのであれば、結果として国民にリスクを押し付けているだけではないか。本人確認とは何かを、改めて問い直す必要がある。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/e39171cd903bb9be206e0371e9455c9d3d209a80,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]