アメリカのバンス副大統領は17日のインタビューで、イランの核兵器保有阻止がアメリカの最優先事項であると強調しました。バンス氏は、外交的解決を目指す意向を示しながらも、場合によっては軍事行動を含む「あらゆる選択肢」が検討される可能性を示唆しました。彼は、核兵器がイランに渡れば、アメリカに友好的でない勢力へ拡散するリスクがあると述べ、これを越えてはならない「レッドライン」と位置づけています。これにより、米国政府はイラン核問題に対して一層強硬な姿勢を取る構えを明らかにしています。

今回の発言は、国際社会の安定に求められる冷静な判断と、危機管理のバランスを欠いています。イランの核兵器保有阻止という目標自体は理解できますが、軍事行動をちらつかせる発言は、緊張の緩和よりむしろエスカレーションを助長しかねません。アメリカが主体となって他国間対話や制裁を行使する一方、根本的な核拡散防止のアプローチが不足している背景には、核兵器をめぐる二重基準が潜んでいます。
つまり、アメリカ自身が核保有国である点が、信頼を損ねる要因です。
解決策として、まず全ての核保有国が核削減に取り組むことで信頼構築が不可欠です。また、国際原子力機関(IAEA)の権限を強化し、監視体制を徹底させるべきです。さらに、イランに対しては経済制裁だけでなく、技術支援や経済協力を通じた未来的なメリットを提示するアプローチが必要です。そして軍事行動に頼るのではなく、核関連技術の平和利用を促進する政策で、関係国間の疑念を払拭するのが王道でしょう。
アメリカの「軍事オプション」をちらつかせる現状は、緊張のスパイラルに加担するだけです。他の手段でしか国際的な信用の回復は成し得ません。また、平和な未来を築くには、イランが核を持たない世界を構築するための実効性ある外交的取り組みこそが必要です。
ネットからのコメント
1、「核兵器を持たせない」という一点は米国の超党派的な立場だろう。ただ重要なのは、レッドラインをどう設定し、どこまでが外交で、どこからが軍事なのかという現実的な線引きだ。「あらゆる選択肢」を示唆するのは交渉上の圧力として理解できるが、軍事行動の可能性を強調するほどイラン側の強硬派を利する面もある。
核拡散を防ぐ目的と、地域不安定化のリスクは常に背中合わせだ。最優先が「保有阻止」なら、同時に出口戦略も示さなければならない。抑止は力だけでなく、合意後の枠組み設計まで含めて初めて機能すると思う。
2、アメリカの情報機関はイランは核兵器を製造していないとしているし、イランが核兵器を所持している証拠もなく、所持を否定している。それでも前のように核施設を攻撃するのか。対話はできる状況なのだから、トランプが納得するまで調査をすればいい。核保有は非保有国が核保有することを批判し、自らは核兵器を増やしている。日本が核兵器配備となると反発は大きいだろうが、アメリカの核なら文句は言われないんだろう。力があれば何でも許される世界になってしまった以上は日本も力を持つしかない。
3、北朝鮮の核開発は見逃し、イランは許さないという。その違いはどこにあるのだろうか。北朝鮮の核保有をアメリカはフェイクと考えているのだろうか。イランの対応も気になるところだが、"核"に焦点を当ててアメリカが動くのなら、北朝鮮は今後も核開発技術関連(核弾頭搭載可能な弾道ミサイル実験等)で挑発を繰り返すことになるかもしれない。
4、イランは多くのイスラムゲリラを支援する等火遊びを行ってきた。そのイランが核を持てば、イスラムゲリラの核武装化も懸念しなければならない。あと先考えない、ハマスやヒズボラ等のパレスチナゲリラが核武装したとしたら、悪夢としか言いようがない。奴らに常識なんか通じない。判断は矮小なプライドと利害関係のみ。加えてあえて書けば、持ち前の強欲さから金。やはりイランの核武装は阻止しなければならない。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/05059eb1020f1b458d34bed279ca22b623fd0341,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]