認知症による行方不明者が増加傾向にあり、警察庁の統計によると2024年には1万8121人分の届出があった。このうち273人は同年中に発見されず、追跡調査によれば翌2025年末時点でも171人が未発見のまま。これら多くのケースでは発見までに1年以上を要していることが明らかであり、認知症患者の行方不明が深刻化している。届出数は12年の9607人から13年間で約1.9倍に増えており、対策の必要性が指摘されている。2024年中に見つかった人は約93%だが、約500人が亡くなった状態で発見されており、認知症と独立生活のリスクを改めて浮き彫りにしている。

認知症患者の行方不明者問題は現代社会が抱える重大な課題と言えます。この増加は家族の負担のみならず、高齢化社会そのもののひずみを映し出しています。まず注目すべきは現状の「異常」です。
2024年だけで約1万8000人もの届出がなされており、その背景には患者の徘徊や混乱があると見られますが、解決策は未だ十分に提示されていません。このままでは家族が孤立し、取り返しのつかないケースが増えるばかりです。
制度の欠陥として、公共空間における認知症患者の早期発見体制や、地域と行政の連携が弱い現実が挙げられます。対策として以下を提案します:1)緊急時通知システムの普及と義務化、例えばGPS装置やQRコード入りバンドの標準提供。2)住民参加型で「認知症患者を発見する」地域コミュニティシステムの構築。3)医療機関と地域福祉部門が連携を強化し、認知症患者の生活環境を継続的に評価する体制の整備です。
この問題は無関係に感じる人はいないと断言できます。私たち一人ひとりが見過ごせば、家族の悲しみは加速し、社会全体の信頼も損なわれます。誰もが安心して高齢期を迎えられる社会の実現を目指し、行動が求められています。
ネットからのコメント
1、認知症の義母がいました。今は施設に入っていますが、在宅介護でデイサービスに通って小規模多機能に変えてとなんとか家族で見てましたが、一瞬で家からいなくなることが何度かありました。
家族総出で探した事もありますが、夜間徘徊は警察に依頼した事も。認知症の人は疲労もわからないので想像以上遠くに行ってしまうし、他人から見たら元気なお年寄りで徘徊に見えない。以前大雨の中をシルバーカーと歩く高齢者を保護した事がありますが、その後家族の対応で嫌な思いをしたので高齢者を助けるのをやめようと思ったぐらいの事がありました。難しいです。認知症は急激に進む事があるから症状が出たら様子見ないで早めに対応して家の鍵とかチャイルドロックしたりAirTag付けたりした方がいいです。それでもいなくなる時は一瞬です。
2、精神科のドクターが話してました。足腰元気な痴呆症な人は亡くなる確率が高くなると話してました。行方不明になってしまうからと。何故か山や川に近づいてしまって、亡くなって発見されると。そんな話を聞いた時は、羨ましいと思ってしまったのが正直な気持ちでした。痴呆症の高齢者のお世話は本当に大変。目を離すとどこに行ってしまうか、何をしてしまうかわかりません。24時間見守りが必要になります。行方不明になってしまう事は、目が見えなくなったり、耳が遠くなったりする老化現象と同じなのかもしれません。
高齢の親のお世話をされている方々、しんどくなったら自分を守ってくださいね。自分の人生が優先です。
3、先日、警察署に車の免許更新に行き、待っている間に行方不明者のポスターを見ていました。認知症の高齢者の多いことに驚き、こんな町中で(付近に大きな山や川があるわけでもない)行方不明で見つからないって事ある?と驚いた事を思い出しました。近年、見知らぬ人に声を掛けづらい風潮で、高齢者にもお困りですか?の一言が言えない自分がいます。今度は思い切って声をかけてみようと思いました。
4、行方不明の届出がなされているのに、不明のままな人がこんなに多いことに驚きを覚える。これに加えて一人暮らしで届出すらなされていない人も相当数いると思う。身元不明の人がどこかで保護されれば、行方不明届出と照合できるが、届出がされていない人でかつ自分が誰かも認識出来ないほど認知症が進行している人はどうしようもない。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/4627b2d88c4b81a5ef26c1795b8773ca8ed16715,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]