2023年10月20日、グリーンランドをめぐり米国のトランプ大統領が挑発的な発言と行動をとり、国際的な騒動が発生しました。トランプ氏はロシアや中国の脅威を理由に、グリーンランドの領有を要求。さらにデンマークなどの防衛強化の動きを敵対視し、8か国に追加関税を課すと脅迫。しかし、EU諸国の反発と報復を背景に米国市場がトリプル安を経験し、トランプ氏は関税の発動を見送りました。その一方で、米国はグリーンランドでのミサイル配備や天然資源採掘を含む協議を進行中。また、グリーンランド住民は米国の介入に強く抗議し、伝統文化の保護と自治を訴えています。現在も抗議活動が続き、国際社会は事態を注視しています。

トランプ大統領のグリーンランド領有の主張は、国際秩序を乱しかねない重大な挑発行為です。
問題の本質は、彼の政策が帝国主義的発想に基づき、同盟国との信頼関係や国際法を軽視している点です。このような行動は、グローバル秩序を維持する多国間主義の理念に挑戦し、不安定要素を増加させます。
第一に、同盟国との連携を破壊する懸念があります。EU諸国への追加関税という脅威は、軍事同盟を経済的脅迫で萎縮させ、共同防衛体制の根幹を揺るがします。第二に、イヌイット系住民の意思を無視し歴史的自治を脅かすことは、民族問題を悪化させる火種となります。さらに、地球環境的課題を無視し、鉱物資源採掘を推進する姿勢も、多くの批判を浴びるでしょう。
解決策として、まず国際法と人権を尊重し、地域住民の意思を国際的対話に組み込むべきです。また、グリーンランドの防衛を含むデンマークやEUとの協調方針を強化することで、非武力的で安定した議論を進めるべきです。加えて、環境資源利用に関する透明性のある国際基準を確立し、無責任な搾取を防ぐ仕組みが必要です。
帝国的圧力で他国を従わせる時代は、とっくに終わりました。他国を征服する発想は、もはや国際社会の共感を得るどころか孤立を生むだけです。
地域の自主独立と協調が、持続可能な未来を築く唯一の道なのです。
ネットからのコメント
1、あれだけ強気だったのに、市場がトリプル安になった瞬間に掌返し。結局、トランプにとって経済的な利益が全ての指標であることには変わりがなかったというわけだ。同盟国に関税をかければ、アメリカ経済も無傷ではいられない。ウォール街からの悲鳴に耐えられず、NATO事務総長との会談を言い訳にして振り上げた拳を下ろした形なのだろう。しかし、そのどさくさ紛れにミサイル配備などの合意を取り付けているあたり、タダでは転ばない。基地の主権を獲得することに舵を切ったという報道もあるが、それでも主権国家の領土の移譲は当事者達の合意が必要なのでグリーンランド側が賛成してくれなければいけないという話に変わりはない。世界中がこのマッチポンプに振り回されている。
2、コロコロと言うことも変わる。やることも変わる。こんな御老体に付き合っている暇はない。その国はその国に住む人たちのもの。そんな事は世界中当たり前のこと。それを力で犯そうとしているのが中国、ロシアだったのだが、それにアメリカまで加わってまるで陣取りゲームみたいなことをやり始めたのが今の世界情勢。
この大国を自称するG2かG3かは知らないが、それ以外の国はミドルパワーを結集してこの驕り高ぶった大国に対しで当たらなければならない。とは言え、経済やらなんやらでガチガチに絡め取られている所も多いからなぁ。あと何年かした時、世界地図は塗り替わっているかもしれない。それが怖ろしい。
3、グリーンランドの人々の「私たちの土地だ」という叫びが、最もまっすぐで普遍的な声だろう。一連の動きは、領土問題というよりも、米国が力を誇示しつつ国際秩序を揺さぶる構図が露わになった出来事。先住民の生活文化が息づく土地に対し、経済制裁や軍事力をちらつかせながら要求を突きつける姿勢は、主権尊重という国際社会の基本原則を大きく踏みにじるものだ。また、EU諸国が防衛強化で応じた結果、逆に関税で脅されるという構図は、同盟関係の脆さと緊張の連鎖を象徴している。まったくどうかしている。そんなトランプ氏の次の一手に、市場が敏感に反応し、世界が怯える状況は、現在の国際政治・経済の危うさを感じる。
4、アメリカ軍の兵器や武器を売って儲け、鉱物資源をはじめとする天然資源の採掘権は頂戴する。
それによって安全保障分野においての協力・役割分担ぐらいはしそうですが… 後は既にあるアメリカ軍基地の拡充拡大・拠点増といった所でしょうか?NATOにおいては『哨戒艦をはじめ部隊を派遣』といった動きを見せている様ですが、いつまで続けられるのか… といった難問が。(ロシアとウクライナの問題も山積で)中間選挙を控えるトランプ大統領にも焦りがあるのか追加関税の脅しに対するマーケットの反応に敏感になっている様で、成果さえ得られれば前言撤回や朝令暮改が当然のようになっている気がします。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/586266812eb6101f81a1c615dd24d38fd05f19e1,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]