アメリカのトランプ大統領がイラン政府の反政府デモ参加者800人の処刑を中止したことに対し「敬意を表する」と述べ、これまでの強硬姿勢を軟化させました。16日の記者会見において、トランプ大統領はイランへの軍事行動の可能性を示唆していた従来の立場を変更し、処刑中止が自身の判断に影響を与えたと強調しました。また、イスラエルやサウジアラビア、カタールが攻撃自制を求めていたことにも触れつつ、自らの決定であると明言しました。しかし、ホワイトハウスの報道官はイランがデモ参加者の殺害を続ければ「重大な結果を招く」とし、軍事行動の選択肢が残されていることを示しました。

トランプ政権のイラン政策の転換は、国際社会が注視する中でその姿勢を変えるという出来事を反映しています。しかし、イランに対する今後の政策の透明性や計画性には疑問が残ります。
まず、トランプ大統領の判断が一貫しているのかを確認する必要があります。次に、このような形で外交政策が決まる背景に制度的な問題はないのか検討するべきです。また、イランとの対話を通じた平和的な解決策を模索することも求められます。この状況は、国家間の関係において短期的な取引ではなく、長期的で安定的な外交方針がいかに重要かを示しています。外交政策が一時の感情や単発で変更されるのではなく、明確なガイドラインに基づいて行われることが、国際的な信頼に必要です。
ネットからのコメント
1、これは本心からの態度なのか、それとも外交的な駆け引きなのか、今までが異常とも思えるほどの強硬姿勢だったから、少し態度を軟化させたからといって、トランプさんの本質が変わったとは思えません。処刑の中止はもちろん歓迎ですが、それを理由に軍事圧力を緩めたり強めたりする判断が、個人の裁量で大きく揺れるのは不安です。これで本当に落ち着くのか、まだ予断は許さない状況だと思います。中東情勢は言葉ひとつで動くほど単純ではなく、周囲の国々への影響も冷静に見ていく必要があると思います。
2、今世紀に入ってからアメリカはアフガニスタン、イラクとの戦争だけでなくウガンダ、ソマリア、リビア、シリアなどの様々な内戦に介入して、独裁政権や軍事政権を打倒している。しかし軍事作戦としては成功しても統治が成功したケースはない。このような国々に民主主義や普通選挙を押し付けても、民主主義の土台がないためすぐに力による統治に逆戻りして内戦状態になったり無政府状態になって国家の体を成していない国も多い。イランについても現政権の打倒に成功しても、国家の崩壊を招くだけなので介入しない方が賢明だと私は思います。
3、「力による外交」の成功を国内外にアピールし、軍事介入の瀬戸際で事態をコントロールしようとする政治的演出です。トランプ大統領の「敬意」という言葉は、単なる和解のサインではなく、「自分のルールに従うなら平和、そうでないなら破滅」という、トランプ流の冷徹な「ディール」です。トランプ大統領が使う「敬意(Respect)」という言葉は、対等な関係へのリスペクトというよりは、「俺の引いたライン(警告)を越えなかった賢明さを認めてやるよ」という、極めて上位者的なニュアンスが含まれていると思います。
この「敬意」は「従属への評価」であり、「継続的な服従」を前提としたものです。もしイラン政府の虐殺が確認されれば、「敬意に値しなくなった」として、瞬時に「手のひらを返す(攻撃に転じる)」布石です。イランにとって「一度譲歩したら、次も譲歩を迫られる」という蟻地獄のような外交の始まりを意味ています。
4、トランプさんは美談のように言いますが、どう考えてもアメリカが悪いと思います。核合意を一方的に離脱し、ソレイマニ司令官殺害テロ事件を犯し、主権国家イランの核関連施設を勝手に破壊したアメリカ。アメリカにだけは、宣戦布告もなくいつでも他国に領空侵犯して自由に空爆して破壊したり人を殺す事が、何か特権として国際的に認められているのでしょうか?
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/cb1b576711b3045bba3828413eaecb1614f3862c,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]