大阪府が若者向けに公開した違法ギャンブル防止の啓発動画が、SNSで物議を醸している。動画は昔話である「桃太郎」をモチーフにし、ギャンブル依存症の克服を「鬼に勝つ」と表現。21日に公開されたこの動画は、主人公の高校生がオンラインギャンブルに陥る様子と、カウンセラーを通じて解決するストーリーを描いている。しかし、依存症問題の関係団体は、「依存症への誤った認識を与えかねない」と指摘。28日、大阪府は批判を受けて公開を一時停止し、医療関係者らの意見を聴き今後の対応を検討する意向を示している。

この一件は、公的機関による啓発取り組みの責任を問うている。大阪府が作成した啓発動画には、依存症の深刻な性質を軽視するような不適切な表現が含まれていた。ギャンブル依存症は個人の性格の問題ではなく、専門的な治療が必要な病気である。精神論で解決できると示唆することは、依存症の症状を誤解させ、患者が適切な支援を受ける妨げとなる。
まず、動画の内容を専門家と協力して再検討し、依存症の現実に即した表現に改善する必要がある。次に、依存症に対する正しい理解を広めるキャンペーンの実施が求められる。最後に、若者に対してより効果的な教育を行うための、専門家の監修を受けた啓発資料の開発が不可欠である。このような取り組みこそが、真に有効な防止策といえるだろう。きちんとした対応がなされることを期待する。
ネットからのコメント
1、啓発が目的であっても、表現によって不快に感じる人が出たなら見直しは必要だと思う。ただ、「数多くの意見が寄せられた」という理由だけで公開停止にするのは、行政として少し弱腰にも見える。ギャンブル依存症は現実に苦しんでいる人がいる問題で、啓発そのものを止めてしまっては本末転倒ではないか。表現を改善した上で、きちんと説明し再公開する姿勢が求められると思う。
2、ギャンブル依存が「ラクして生きたい」がきっかけであることは間違っていない。私も競艇を始めたのは失業したときからで、どうせなら転職なんかしなくても終生金銭に不自由しないで生きていけたらな・・というきっかけだった。
確かに儲かることもあったんだけど、そのために尋常ならざる努力が必要だと実感したんだ。選手だけでなく使用するモーターやプロペラなんかも詳細な過去データがあって、そういうのを寝る暇惜しんで研究するようになった。ギャンブルだけでなく株もそんな感じ。しかもこれで、競艇なら転覆事故とか、株なら仕手筋の動きとか想定外の出来事で損失が増えたりするんで、これなら働いた方がマシと思って今はお仕事に復帰してる。どうしても損を取り戻したいとムキになるのが心の中の鬼だと思う。依存する人は失ったお金に執着する。そんな執着心に打ち克とうとする気持ちを鬼に例えるのは間違っていない。
3、制作サイドの感覚が、数十年前の「依存症=意志の弱さ、性格の欠陥」という認識で止まっている気がします。今の医学では、依存症は脳の報酬系の病気だとされています。「自分の中の鬼に勝つ」といった精神論を啓発に使うのは、かえって当事者を追い込み、周囲の偏見を助長するだけで逆効果ではないでしょうか。税金を使って作るなら、最新の知見に基づいた「正しく頼る方法」を周知してほしいです。
4、違法ギャンブルだけでなく、パチンコ等の合法?ギャンブルはどうするんでしょう。これからカジノも出来るのに、言い訳程度の対策で依存症を防止できるとは思えない。いっそまとめて禁止にしたらいいのに、利権が大きくて止められないのですかね。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/ef02bf379af4a985f0d9e542a7c608599ac5e958,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]