ロシアのウクライナ侵攻から4年、帰還兵が戦闘で負傷し障害を負うケースが急増しています。特にボロネジ州では、リハビリ施設や精神的ケアの提供が行われ、負傷者への支援が進められている一方、課題も山積しています。ある25歳の帰還兵は「支援はあるが不十分」と不満を訴えています。ロシア軍では、半数が手足を失うなど重大な障害を持つ帰還兵も多く、義足や補助金にかけられる国家予算は戦前の3倍で、年間約2000億円に達します。また、帰還兵失業者数の発表に関する情報操作や、不満の増加が政権を揺るがす可能性が指摘されています。さらに、帰還兵による犯罪が8000件報告されるなど、戦争がロシア社会全体に深刻な影を落としています。

この記事が示すのは、戦争が国に与える痛烈な爪痕であり、目を背けてはならない現実です。障害を抱えて帰還した兵士たちが、適切な支援を受けられない現状は、基盤が揺らいでいるロシアの社会福祉体制を浮き彫りにします。
まず、帰還兵の不満が高まる原因の一つとして、支援のシステムが一時的かつ表面的であり長期的な再統合を考慮していないことが挙げられます。また、権力維持のために失業者数を過小に表現するなどの対応も、問題の解決より隠蔽を優先する政権の無責任さを示しています。

この構造的な問題を打破するには、最低限以下の対策が必要です。第一に、労働、医療、福祉の包括的なプログラムを整備すること。第二に、帰還兵が社会の一員として復帰できる具体的かつ永続的な支援システムの確立。最後に、情報の透明性を高めることで、真の状況を国民に明示し、公平な評価を受ける基盤をつくることです。

平和は一国の利益を超えた尊い価値です。戦争によって失われた命や未来は決して取り戻せません。都合の悪い真実を見ないふりをしても、その場しのぎの対応では問題の解決にはなりません。戦争の血と痛みが未来を潰さないために、社会全体が責任を正視する必要があります。

ネットからのコメント
1、戦争なんて、ひとりの人間の人権を考えた場合、不幸なことしかありません。戦場から生き延びたとしても、その人に100%の幸福は残されていません。国の指導者は、国民一人ひとり、世界中の人々の一人ひとりの幸福を考えれば、戦争なんて選択肢はないものと捉えるべきです。長期的なスパンで考えたとしても、その時々の国民を戦争に出してはいけません。戦争なんて、軍需産業が潤う以外、人々にメリットなんてものは何もありませんので、絶対に起こさせないようにしなければならないと思います。
2、戦争のコストは前線だけで完結しない。国家予算で義足を支給しても、雇用や心理的ケアが追いつかなければ社会不安は広がる。帰還兵の増加は“勝敗”とは別の次元で国の持久力を削る要素。どの国でも同じだが、戦争は終わった後の方が長い。いま問われているのは軍事力より、社会を再統合できる力では
3、帰還兵は社会的な不安を抱える。これは様々な国で起きている。身体に後遺症残る元兵士に対するケアを怠れば、こんなに傷ついたのに何も無いとなればロシア政府に矛先が向く。PTSDを患った兵士は精神的に不安定であり、一時的な苦痛の緩和の為に酒や薬物に走る傾向がある。本来労働の主体となるべき人間が何十万とそうなれば社会的に大きな問題になるのは明白だ。しかも彼らの多くはロシア国内でも貧しい地域から戦地にやって来るという。故郷に帰っても経済的な苦難に生活の困難、戦争なんぞ個人から見たらひとつも良いことは無い
4、こうした状況にも関わらず、我が国に観光客として来日するロシアの富裕層がいるという事は、ロシア経済を担う人財と戦場に投入される貧困層に二分割されているものと愚考致します。
なお、戦場に投入されるのはロシアの貧困層のみならず、北朝鮮やアフリカ諸国にインド等の諸国民なのは、ある意味でインターナショナルな出来事なのでしょうね。ともあれ、我が国で観光を楽しむロシアの富裕層が減少した場合、ロシア経済崩壊の目安になるかもしれませんね。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/914cf389a0f3a0316502d8756e8da75da5e4d5fb,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]