【第一段階:概要(300字以内)】
広島・長崎の原爆投下から80年を前に、読売新聞などが被爆者7159人にアンケートを実施し、1781人が回答。そのうち約89%(1592人)が「被爆者なき時代」への不安を訴えた。不安の主因として、「核の恐ろしさや非人道性が忘れ去られる」(59%)が最多。
また、被団協のノーベル平和賞受賞について88%(1568人)が意義あると答え、核の非人道性の再認識や啓発の機会となったことが評価された。国際情勢の悪化を背景に、核廃絶の記憶の風化が懸念されている。
【第二段階:批判型コメント(約400字)】
被爆者たちが「被爆者なき時代」への不安を強く訴えている事実は、極めて深刻だ。核の非人道性が忘れ去られ、戦争の抑止力としてのみ語られる今の国際社会は、まさに記憶の空白地帯へ突き進んでいる。被爆体験は単なる歴史ではない。現代の核保有国に突き付ける「人類の限界」の証言である。
この危機の本質は、「語り部」の継承が制度化されず、教育・報道が追いついていない点にある。具体的な解決策としては、①小中高での被爆証言の必修化、②国主導での被爆体験のデジタルアーカイブ整備、③国際機関と連携した平和教育プログラムの世界展開が不可欠だ。
核兵器の抑止力を語る者が、まずその地獄を知るべきだ。記憶を守ることは、被爆者への敬意であると同時に、私たち自身の未来を守る行為である。忘却こそが最大の危機である。
ネットからのコメント
1、ハッキリ言うと核保有の議論を逃げずに行うべきです。被爆者には大変申し訳ないのですが、時代は変わってしまうもので、日本だけ平和な非核国を守っていても、日本国と日本人の生命財産を守ることができない時代になってしまいました。近隣国の中国、北朝鮮、ロシアが核保有国となり、韓国も日本も米国同盟の枠組みがあやしい中で、これまでのように「核廃絶」を訴えていてはむしろ戦争のリスクが高くなってきています。
より非人道性の高い中国が戦闘機による領空侵犯を繰り返し、沖縄周辺では武装船が日本の漁船を追いかけまわし、漁業や海底鉱物の違法操業を繰り返しています。偶発的な軍事衝突からの戦争が起こらないようにするためにも、残念ながら今の状況では核を保有するしか無いと思います。また高騰する発電原価と電力需要に対応するためにも原発が必要です。先人たちに感謝と想いを寄せつつ、平和を願うからこそ現実的に対応せざるを得ません。
2、ご先祖が築いていただいた平和を、我々は長らく享受させて頂きました。日本は経済を武器に資本を育て、それを世界に配分することで平和を保ってまいりました。しかし、我が国はその成長を持続できず、世界では再び戦争が起こり始めています。再び、この国を護らなければならない時が来ました。新しい選択が必要な時代に入ったと思います。
3、核や戦争の恐ろしさは十分にわかっているからこその核保有だろう。現段階では核が1番のお守りでありコストも少ない。話し合いで戦争解決できるならやってみてほしいな。第二次世界大戦を日本が喜んでやったと思ってるのは間違いです。
正しい歴史を勉強してください。日本みたいな超平和主義の考え方を全ての国ができたら世界平和だが、残念だけどそこまで高レベルな思考の国は日本以外どこにもない。又は核並み以上の兵器を開発するかしかないです。
4、「恐ろしさ」を伝えることだけでいいのかな?体験談から学ぶには、悲劇がおきなければいけない。事故や天災ならまだしも、人災においてこのような教育方法に問題があると思う。日本は教育で損をしている。そんなに廃絶したいなら停戦交渉の手腕を磨いて世界の平和大使になったらどうだ?平和は維持しなければいけないもの。悪いことを恐れて拒絶すれば平和が残ると考えている時点でほぼ終わってる。キューバ危機やナチスドイツについては、当事者意識を持たせる教育が行われている。大事なのは自身の政治判断に磨きをかけること。戦争は外交の手段であり天災とはわけが違う。広島に爆弾が落ちたのは、国民が国を止められなかったからだ。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/c6dff42e8af60776f3c35b222b925793c2f09d32,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]