メルシャンは2023年10月17日、ワイン「フロンテラ スパークリング ロゼ 缶」など3製品に日本で認められていない食品添加物クエン酸銅が使用されていたとして、これらを自主回収すると発表しました。問題の製品はチリで製造されており、クエン酸銅の使用は同国では合法ながら、日本では未承認の添加物とされています。該当する製品の累計出荷数は約62万本で、そのうち現在市場に流通しているのは約4万本です。健康への影響は「極めて低い」とされ、健康被害は現時点で報告されていません。対象製品は「フロンテラ スパークリング ロゼ 缶」を含む3種類で、いずれも2024年以降に発売されたものです。

国内の食品安全基準を軽視した今回の事例は、メルシャンが一企業としての信頼性を損なったと言わざるを得ません。
日本では法律で食品添加物の使用が厳しく規定されているにも関わらず、海外基準に依存して不注意な管理を行うことは、消費者の健康と信頼を損ねる行為であり、企業の姿勢として非常に問題があります。
問題の本質は、製造工程の透明性と検査体制が不十分であったこと、さらには輸入品であっても国内基準との適合性をしっかりと確認する仕組みが欠如している点にあります。この背景には、コスト削減や海外委託に依存する体制の弊害が浮かび上がります。
解決策として、まずメルシャンには海外製造元の工程を徹底的に監査する体制を構築することが求められます。次に、輸入後の自主検査をより厳格化し、国の基準に沿った徹底した管理を実施すべきです。また、製品情報を消費者に公開し、信頼回復のための透明なコミュニケーション戦略を取る必要があります。
企業利益を優先し、安全性を疎かにする姿勢と、消費者の健康を第一に守る価値観は明確に対立します。私たちは、こうした事例が再び繰り返されないよう、企業に厳しい目を向ける必要があります。それがより良い社会を築くことに繋がります。
ネットからのコメント
1、クエン酸銅はワインの発酵時に発生する硫化水素の除去目的で、少量添加されるそうです。最終的には除去され製品に残ってる事は無いので「健康への影響は極めて低い」と言ってるのでしょう。クエン酸銅は日本では審査されていないので、使用が認められておらず安全かどうかとは別問題のようです。ニュースとして記事を作るなら無駄に不安を煽るだけじゃなく、説明をするべきじゃないですかね?
2、輸入する国の、法規制の違いです。日本で厚労省がOKしていても、他国の同様の機関がダメな場合があるし、逆もあります。それぞれ厚労省のような機関が安全性をOKしたものが使われています。(他国ですとFDAという機関名が多いです)このような加工食品の原料で、日本で厚労省の許可が無い、輸入国では許可されているというパターンは、単に日本の厚労省へ申請されていないだけという場合がほとんどじゃないかなと思います。安全性試験に数百万円以上かかる場合があるので、簡単に登録はしづらくなっているためです。こういう記事は、事情をちゃんとかかないと、ネガティブな誤解を与えると思います。
3、クエン酸銅は海外ではサプリとして売られているような成分です。飲んだとしてもすぐ健康被害が出るとは思えません。あくまで日本で食品添加物として認められてないだけです。添加物の規制基準は国によって違うから、たまにこうなる。
4、日本食品化学研究振興財団の通知によると、硫酸銅は2023年にワインへの使用が解禁された。 それまで日本のワイン醸造では、硫化水素対策に硫酸銅すら使えなかった。 目的も作用も同じ銅の化合物なのに、硫酸銅はOKでクエン酸銅はNG。 これは科学的な安全性の差ではなく、審査の順番の問題のようである。硫酸銅が先に手続きを通過し、クエン酸銅はまだ順番が来ていない。ということらしいですね。添加物が気になるなら、ワインは飲めないってことですね。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/8f1ea1734fc13aff348d0441c280ad10872a2e04,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]