花火大会の中止やトラブルが続く背景には、複数の要因が絡んでいます。全国各地で、花火大会が中止や縮小を余儀なくされるケースが増えており、過去5年で約4割の花火大会が影響を受けています。主な原因は、人材不足やコストの高騰、安全対策の強化に伴う負担増、さらには自治体や地元企業との連携不足です。特に、花火大会は地域振興や観光戦略にとって重要な役割を果たしているため、その機能が不安定になれば、地域経済やコミュニティにも悪影響が出ます。

地域住民やボランティアの支援に依存するだけではもはや成り立たず、運営モデルの見直しと支援策の強化が急務です。

花火大会は地域の“顔”ともいえる存在であり、その存続には持続可能な運営体制の確立が求められています。

ネットからのコメント

1、年々花火の演出が派手になり、連発で打ち上げるケースが増え、暴発事故の発生を懸念してましたので大変残念ですね。もう一度、原点に戻って一発、一発に思いを込め、時間をかけて打ち上げてはどうでしょうか。ショー的な要素が多くなり、安全を度外視しているように見受けられます。

2、少なくとも横浜と淡路島の花火大会は中止になるだろうね。神戸の花火大会みたいに大規模な大会は辞めて、毎週短時間開催した方が花火師もコンスタントに収入が入ると思うし、交通整理の必要も無くなるからコスト的にも良いと思う。

3、地元の花火大会でも、仕掛け花火に火が引火していた。こんなことは滅多になかった。以前は河原に鳶さんたちが桟敷を組み立てていたけど、コロナ禍から硬いプラスチックの板が河原に敷かれるようになり、観客席を増やすために仕掛け花火のスペースが狭くなった。

あとは打ち上げ花火の開く高さが低くなった気がする。４号５号玉でも大きくは見えるけど、仕掛け花火への引火の原因になるんじゃないかな。以前は市内にたくさんの花火屋さんがあったが、今では３軒くらいまでになってしまった。跡取りさんがいなくて閉業したのもあるけど、コロナ禍でやっていけずに閉業してしまっている。少なくなった花火師さんたちがひっぱりダコであちこち行ってるんだろう。疲れるよね。

4、長岡花火の最後に、名のある花火師の入魂の花火が、一人1発打ち上げられていた。何の工夫もけれんもない、ただ一発の美しさを見せる花火。それまでのリズミカルに多数の花火で夜空を華やかに彩るのではなく、一発一発をきれい似せる花火が良かった。昔はこれで十分に楽しんでいたと思う。花火が進化したというべきか、見る側がぜいたくになったというべきか。派手な花火は美しい。でも、もっと原点に返ってもいいのかもしれない。