横浜市営地下鉄のホームから一覧式の発車時刻表が消え、代わりにQRコードでスマートフォンから確認できるようになった。この変更は、業務省力化とコスト削減が目的で、特殊紙使用や校正の手間を省くことで年間約70万円の節約効果がある。しかし、高齢者などスマートフォンに不慣れな人への配慮不足が指摘され、SNSで議論を呼び、サービス低下を懸念する声もある。
撤去は全国的な傾向で、他の鉄道会社でも進行中。この対応に不満を持つ利用者は31件、賛成は1件という結果だ。

この一覧式時刻表の撤去については、批判が必要と判断します。
デジタル化による利便性の向上は誰もが享受すべき理想である。しかし、横浜市営地下鉄の時刻表撤去は突然すぎる。時刻表の存在を頼る高齢者やスマートフォンに不慣れな人々への配慮が欠けている点は否めない。これは単なる省力化ではなく、公共サービスの基本的な役割の放棄とも受け取れる。鉄道は誰もが利用できるものであるべきで、時刻表撤去の合理性には疑問を抱く。まず、デジタル情報にアクセスしづらい人々にとってのサポートを強化するべきだ。専用デジタルデバイスの貸し出しや、情報を取得できるガイドの整備が求められる。さらに、公共スペースにおける情報取得の多様性の確保も欠かせない。
電光掲示板の表示内容を増やし、より詳細な情報を提供する努力が必要だ。鉄道の利便性は利用者全体で考慮されるべきであり、単なる効率化やコスト削減が全てではない。豊かな社会は、異なる世代や技術の壁を乗り越えてこそ築かれるのである。
ネットからのコメント
1、スマホで時刻など検索したりしても、実際にその駅にあった時刻表を確認すると時間が違ったり、東神奈川から羽田に行く際に子供達下見に行った時、羽田直通があることが検索で分からず、その駅の時刻表を見て知った時とても便利だったので、時刻表は残して欲しい。スマホが使えない人もいることを察してほしい。うちは特に下の子に特性があり、スマホを持たせられないので(操作を教えてもわからないため)時刻表の重要性を強調したいです。
2、山手線や京浜東北線と行った単純な運行をしている路線やダイヤが過密な路線には、時刻表は不要でもいいと思う。しかし途中から分岐して様々な方向へ行くような路線に関しては、時刻表がやはり必要だと思う。そういったメリハリのある掲示をしてほしい。そうすれば利用者からの不満もだいぶ減ると思う。
3、時刻表は別に良いので、駅名を書いた看板とどっち行きに乗ったら良いか分かる路線図が無いのが困る。慣れない路線だとどっち行きに乗ったら行きたい駅に着くのか位置関係が分からないし、駅に着いた時に電光掲示板が韓国語表示だったり消えていたりでホームの駅名書いた看板探すけど、なかなか見えなくて焦る。柱に貼るタイプの駅名表示で良いから、駅名見えやすくしてほしい。
4、山手線、南武線など毎日遅れているところは、時刻表一覧あっても役に立たないからいらないかもしれない。ただ、目的地について帰りの電車確認するのに必要でした。スマホ出して操作するより早く、特に急いでいる時は重宝しました。それにしても省力化という名目の鉄道会社のサービスダウンはどんどん進行してますね。窓口廃止、駅員配置時間の減少、ワンマン化、駅の時計廃止、自動改札機削減、発車メロディの簡易化、などなど不便になるのはもとより、定時運行出来なくなったり、安全性も低下。それなのに、ある会社は数ヶ月後に運賃大幅値上げ。鉄道会社は、利用しているのは物じゃなくて者であるということに気づいてほしいですね。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/0a2b1fe1c6ee861fc43743e888b776cfad34b0d0,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]