サントリーがジン市場で拡大を模索【批判が必要】
サントリーが総額65億円を投じ、大阪工場にスピリッツ・リキュール工房を新設。生産設備には55億円、見学ツアー施設には10億円が投資されました。2026年5月からは見学ツアーが開始され、「ROKU〈六〉」や「翠(SUI)」といった人気ジンの生産が従来比約2.6倍に拡大する計画です。国内外で急伸するジンの需要を背景に、品質向上、小規模試作体制、体験型マーケティングを軸とした戦略で、市場シェアの拡大を目論むものです。

こうした華々しい戦略の裏側には、単なる需要増に合わせた投資だけでは済まされない課題があります。クラフト志向の台頭に伴う市場の過飽和リスクや産業集中化への懸念、さらには農産物供給のインパクトや環境負荷への対応が追いついていない点など、持続可能性に疑問が残ります。
そして、国内市場を成長軸としつつも輸出依存が高まる現状では、単に利益追求に傾倒するのではなく、地元経済の還元策やアウトリーチの充実が必要不可欠です。
解決策として、第一に、地元産ボタニカルの採用により地元農業を支援しつつ環境負荷を軽減すること。第二に、競争激化を視野に入れた中小規模蒸溜所との協業プラットフォームの構築。第三に、過剰需要と反動減をにらんだ需給調整支援制度の提案など、業界全体の安定に向けた動きが期待されます。
企業の締まりある成長とは、数字の拡大だけでなく、社会全体の調和と相まった循環で実現されるもの。サントリーには単なる市場拡大を超えた責任ある一歩が求められています。
ネットからのコメント
1、サントリーには悪いけど個人的には、スピリッツの中でジンが最も好きなだけに、サントリーSUIを飲んだ瞬間に不味い!と感じました。ジンはスピリッツ買ってきて、自分で炭酸やジュースなどで割ったり、カクテルとして飲む方が明らかに美味しい。ジンという特殊なスピリッツの特徴として、風味が大きく違ったり辛みが違ったり様々。
冷凍庫でキンキンに冷やしたジンを、同じくキンキンに冷やしたショットグラスに注ぎ、トニックウォーターや炭酸をチェイサーとして飲むのが最高です。
2、サントリーを始め大手洋酒メーカーは「アルコールがどういうシチュエーションで飲まれるか」「アルコール飲料の間口をどうやって広げるか」というのを常に研究していて、ハイボールブームや「翠」のヒットはそれの一つの答えだと思う。ウィスキーが蒸留後の醸造に時間がかかるのに比べてジンはそこまで時間がかからないというのもサントリーにとってメリットなのだろう。
3、今の若い人はお酒を飲まないと言われますが、お酒の種類によっては需要があるんだなと思います。強いお酒ではなく、食事の邪魔をしない飲み口が軽いお酒なら飲まれるんですね。昔のジンというと、度数が強いイメージでしたが、翠とかはスッキリしていて、和食にも合うお酒ということで、甘くないから食事の邪魔をせず、ビールやハイボール以外の選択肢として定着したのだろうと思います。
4、ジンの生産者側のメリットとして、製法も難易度が低く、ウィスキーと比較して短期間で出荷でき、味や風味付けが自由、コニャックやテキーラのような厳格な原産地縛りがない、などがありますね。
クラフトビールのようにご当地ジンもそれなりに流行っていますので、一定のニーズはあるんでしょう。本場のイギリスでは、ウィスキーと比べてやや格下の酒と見られがちですが、日本では酎ハイやハイボールが定着したように、その自由な立ち位置で混ぜて使う前提で定着するかもしれないですね。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/db4f9bcafd47d28aa057b1aa004c8bde7d72bd3a,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]