宝くじの販売は過去20年で著しく低迷しています。2005年度の販売額は1.1兆円を超えましたが、2024年度は約7600億円と3割減少しました。この低迷の原因として、購入層の高齢化やネット販売の遅れが挙げられています。ピーク時は30代以下の購入者が約4割を占めていましたが、現在では2割に減少しました。最高賞金金額の増加が試みられましたが、売り上げの改善は一時的。

また、購入理由は「賞金目当て」が多く、「当たると思わないから買わない」意見も多い。実際、1枚300円の宝くじで1等7億円が当たる確率は2千万分の1です。

宝くじ販売の低迷は、一連の社会的および経済的要因の反映と言えるでしょう。まず、若者層の購入意欲が低いことは、単に最高賞金額の引き上げに頼る戦略が限界であることを示しています。次に、ネット販売の遅れは、現代の消費者が要求する利便性を提供できていない現状を浮き彫りにします。これに対する具体的な解決策として、まずは販売チャネルのデジタル化を進めることで広く若者層の興味を引きつけることが重要です。また、確率面での改善を検討し、賞金額よりも当たりやすさを売りにすることも重要です。さらに、宝くじの購入を公共サービスの改善や地域社会支援に直接結び付けることで、社会貢献の意識を高めることができます。

このように、宝くじの未来を築くためには、単なる金額の増加ではなく、価値のある経験へと変えていく必要があるのです。

ネットからのコメント

1、買わなきゃ当たらないと何十年間ジャンボ宝くじを買ってきたけど当たった最高額は５万円だった、結局買っても当たらないと思いそこからは全く興味がなくなった。一等賞金が高額になるより賞金額を少なくしてもより多くの当選者が出たほうが売れそうな気もするけど。

2、＞20年で3割減りました。「夢を買う」娯楽として、年末ジャンボなど年の瀬の風物詩にもなってきた宝くじ。なぜ売れ行きが落ちたのでしょうか。人々が、夢を買う余裕さえ無くなって来たと言う事でしょうね。それに一等の当選金を増やした所で当たらなければ意味が無い。2千万分の1って、6000万円分買っても当たる確率は1%で99%外れる。宝くじは、もっと購入者への還元率も上げて当選者数も増やさないと、販売低迷が改善する事は無いと思うけど。

3、AIの確率計算などの情報が広がり、買ったとて当たる確率が極端に低いというのがネットなどでも広がり、また、この物価高の折、宝くじの買い控えが増えてきたのではないかと思う。

買っても当たる確率が低くすぎるので、、賞金を高額にしたところで、新たに買う人が増えるとは考えにくい。高額賞金に目が眩んでというが、生活が苦しい今、当選したらと夢をみるために宝くじを買う余裕がない人が増えてきたと思う。

4、買う買わないは自由だし、夢と言う名のお金が欲しいから、買いたい人は絶対に買いますし。ただ、年末ジャンボのテレビコマーシャルは発売最終日までさんざん視たなぁ。広告なんて打たんでも買いたい人は買うから、多すぎるコマーシャルは要らんなぁ。そんなお金は売り場増設とか当選機会の増加(金額よりも当選本数)に当てて欲しいなぁ。