事件概要
2025年8月7日、北海道は道央地域に住む60代男性が重症熱性血小板減少症候群(SFTS)に感染したことを発表した。これは道内で初めて確認されたケースであり、感染が急速に全国へ拡大していることを示している。男性は7月30日に発熱、頭痛、下痢などの症状を発症し、8月2日に医療機関を受診。札幌市の病院に入院後、SFTSと診断された。
現在も入院中だが回復傾向にある。SFTSはウイルスを持つマダニが媒介し、発症後は高い致死率を誇る。現在、効果的な治療法やワクチンはない。
コメント
SFTSの感染拡大は、予防対策の欠如と感染拡大の速さを如実に示している。特に、この病気は発症から短期間で命を脅かす恐れがあり、無症状期間が長いため、感染者が気づかないまま他者へ広がるリスクも大きい。現在、国内で感染が広がる一方で、治療法は対症療法にとどまり、有効なワクチンは存在しない。
政府や地方自治体は、迅速にマダニ対策を強化し、感染経路や潜伏期間に関する教育を徹底するべきだ。また、農作業やレジャー活動における予防法の徹底を図るためのキャンペーンが急務だ。具体的には、ダニに対する対策の情報提供や、虫よけの普及促進が必要だ。
一方で、日常的な草むらとの接触が予期せぬ感染源となり得る現状を踏まえ、社会全体での意識改革が欠かせない。
ネットからのコメント
1、夏休み期間中ということもあり、子供を連れ、地方に帰省している方も多いと思います。特に都会育ちの子供にとって、大自然豊かな緑は新鮮に見えて、多少の草むらだろうとはしゃぎたくなるものです。そんな時こそ、ラッシュガードタイプの長袖や薄手の長ズボン等を着用させた方が良いかもですね。十分注意しましょう。
2、マダニに噛まれても軽症だったり、そもそも気づかなかったり、「マダニに噛まれた総数」のうち、どの程度重症化するのかわからない。だから、ただ不安を煽る記事になってしまっている気がする。昔から山に入ればマダニに噛まれることはあっただろうし、感染症が増加した背景が「マダニの増加」「人が山に入る機会の増加」「病気として認知する数の増加」など色々考えられるから、情報を精査して、過度に恐れないようにしたい。
3、全てのマダニがウイルスを保有しているわけではなく、保有率は地域や季節にもよりますが0〜数%です(厚労省HP)。ただ猛暑などの異常気象で状況が変わってきているのかもしれません。過度な不安は現時点ではいらないかもしれませんが、万一発症すると危険なので最低限の対策は必要と思います。
4、今までは関東まで北上しているとの事でしたが鳥についていたなら一気に遠くまで行く事が出来ますね。ダニに血を吸われた総数からすれば感染者数は少ないのかもしれないですが治療法がないとなると、出来る限りの防御はするべきだと思いますし、正直、草刈りをするのが怖いです。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/56c4a66b61d5212b00c5e7a3d26dbf9257ce56d7,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]