定年退職の日に突然離婚届を突きつけられた西田信夫さん（仮名・60歳）は、長年の会社員生活を終えた後に孤独なスタートを切ることとなりました。退職金2,000万円を妻と分け、その後は月18万円の年金に頼る生活を続けましたが、初めての完全な独り暮らしで「生きる意味を見失う」時期を経験しました。しかしながら、SNSで偶然目にした投資信託の情報を契機に、金融の勉強を始め1,000万円を米国株のインデックスファンドに投資。

円安と米国株の堅調な回復により、2年後には1,000万円が約1,400万円になりました。そして現在、収入源を増やし「離婚してくれてありがとう」と笑えるまでに至りました。

人生の変化には時として予期せぬ破壊が訪れるものです。西田さんが定年後直面した孤独と絶望は、誰でも心が折れそうな辛さでしょう。しかし、その境遇も新たな挑戦や自己発見の契機となり得ます。人生の大きな転換期では、私たち自分の価値や能力を再評価する機会が訪れます。重要なのは、失ったものよりも得られる可能性や希望に目を向けることです。西田さんの経験は、その先にある新しい道を明るく見据えた結果として、長年になじんだ道から外れる勇気を持ち続けたことが功を奏しました。「まだ遅くない」と自分を信じ、新たな人生の一歩を踏み出す。そしてその歩みは、他の人々にも同様の勇気を与えるものとなるでしょう。

家庭の変化や個々の選択に対して、個人の可能性を忘れず、一歩ずつ前へ進んでほしいものです。

ネットからのコメント

1、資産運用は失敗するパターンもあるから、手を出さないのも正解ってあるよ。定年と同時に離婚もいうほど悪くはないでしょう。コスパは落ちるけど、働こうと思えば働けない歳でもないし、イロイロ覚えたり始めたり出来ますよ。結婚出来る人もいるだろうし。合わないと思って不満を抱きながら老後を過ごすよりもイイと思う。

2、「今なら笑って言えますよ。“離婚してくれてありがとう”って。妻には申し訳ないけど、あのまま定年後も“誰かのための人生”を続けていたら、たぶん自分の人生には気づけなかった」この言葉でなぜ奥様が退職の日に離婚届を渡したのかわかりました。奥様も自分の人生を楽しんでいると思います。

3、元妻が退職のその日に、離婚届を出したのには、相当の積年の不満と恨みがあると思う。　それは、消化し整理できたのだろうか？　お金ができても、今までの生き方を振り返って総括しなければ、同じことの繰り返しと思う。　まあ、お金が稼げる体制になったことは、この元夫の努力であり成果だと思う。

　そのことと、離婚原因とは別の問題と思う。

4、定年退職と同時に離婚物語…設定は解りやすくで4,000万を折半で離婚…まぁ良いです。この方、60歳で定年退職して繰上げ受給なんだ…今どきこんな人いる？身体が悪くて働けないとは記載ないし…65歳で受給した方が◎かと思うけどまぁ、良いでしょう。投資の話しで纏められていますが〝3年後、今では笑いが止まらない〟…いつまでそう言ってられるか楽しみです。虎の子を溶かさない様に。