南シナ海において中国とフィリピンは領有権を巡る対立が続いています。フィリピンの排他的経済水域（EEZ）内のスプラトリー諸島へ向かうフィリピン沿岸警備隊の巡視船が中国海警局の船に囲まれ、警告を受けました。この海域で中国は漁師たちの漁船に対し高圧の放水砲を使用し、フィリピンの漁船約20隻に妨害行為を行い、漁師3人が負傷、漁船2隻が損害を受けたということです。

フィリピン側は中国の行為を非難し、中国側は警告としての行動だったと主張しています。双方の主張が食い違い、緊張が解決されないまま続いています。

南シナ海での領有権問題は、安全を脅かす深刻な事態を映し出しています。フィリピンの漁民が危害を受け、船が損傷を負う状況は正常な国際関係では許されません。中国による過度の海洋進出と威圧行動は、地域の平和と安定を著しく損なっています。本質的な問題は、領有権主張を後押しする中国の力と、その影響で弱まる地域の安全保障体制の欠陥です。解決策としては、①国際法に基づく第三者仲介を行い、②地域の多国間協議の場を設け、③航行の自由を確保するための国際的な監視体制を強化する必要があります。我々は、力による一方的な行動が価値を持たないことを認識し、冷静で公正な対話が唯一の前進方法であることを理解するべきです。

ネットからのコメント

1、力による現状変更だね。源は、経済力に基づき増大した中国軍事力だが、日本のユニクロ、ニトリなどがこれに資していると思う。中国以外のアジア諸国に工場移転するなど対策を加速して欲しい。

2、各国の協力体制も要請しているらしいし、もう一つ違うフェーズに入ったかもしれない。日本も中国と敵対するという明確な同盟関係だけでなく、対岸の火事を決め込んでる国との協調を取っていかなければいけない。今まさに正念場だ。

3、何十年も前から中国の領海は変更なしなんでしたっけ？それとも近年、経済にも力を付けてきたから、調子の乗って領海域を広げてを隣国の領海を奪おうとしているんでしたっけ？

4、軍事力が中国に比べ圧倒的に劣って居るフィリピンには遣りたい放題！日本も防衛力を強化しなければ、中国はフィリピンと同じ扱いをされるだろう！話し合いで解決しよう何て甘い考えが通用する相手では無いよ！！親中派議員の顔色を窺って居るまに取り返しのつかない事態に陥ってしまうかも知れんね！