NHK出版は、埼玉県新座市の流通センターで委託業者によるトラック台数の水増し報告を知りつつ放置し、不正請求で約700万円を受け取った疑いから、22日に50代社員2人を懲戒解雇、60代社員1人を減給処分にしました。また、担当部長は特定業者に修繕工事を優遇する見返りに現金約93万円を受け取り、副部長は内部情報を漏らしていたことが明らかになり、詐欺罪での告訴を検討中です。
関連する役員も報酬一部を自主返納しました。再発防止策が進行中で、金額増加の可能性があります。

NHK出版での一連の不祥事は、企業倫理が著しく欠如している姿を示しています。長年にわたって知りながら黙認された不正請求と贈収賄は、組織内部での監視体制の脆弱さを露呈しました。特に公共の信頼を損ないかねないこの事態を放置した部長や副部長の責任は重く、このような行為を許した制度上の問題を見直す必要があります。
まず、透明性を高めるために第三者機関による定期的な監査の実施を提案します。次に、コンプライアンス教育の強化によって、社員全体に倫理意識を徹底させることが求められます。さらに、内部告発制度の強化により、問題が早期に発見される仕組みを構築すべきです。
こうした対策を講じない限り、内部からの信頼を回復し、公共からの信用を得ることは困難でしょう。
組織としての健全化を図るには、根本的な制度改革が不可欠です。今こそ、誠実さを重んじる価値観を掲げ直す時です。
ネットからのコメント
1、未払い者には民事訴訟、自分たちの管理ミスには懲戒解雇のみ。これでは『トカゲの尻尾切り』と言われても仕方ない。今回の件で失われた数千万円は、何世帯分の受信料に相当するのか。支払い義務を強調するのであれば、その原資をドブに捨てたに等しい幹部に対しても、損害賠償請求や刑事告訴など、視聴者に対するのと同等の厳格な法的措置をとるべきだ。
2、出入り業者の過大請求を見逃してやる代わりに業者から賄賂(キックバック)を受け取るという姑息なやり方。制作費の件などで以前本丸のNHKでもディレクター(社員)が外部業者からキックバックを受けて逮捕されていたはず。どんな業界・会社にも必ずある話なので対策はしておかないといけない。NHK出版は民間であるとでも言いたげな記事ではあるが、NHK出版のそもそものコンテンツはNHKで放送される番組のテキストや補助教材のようなものが多いはずだ。
3、この記事にある「運送業務を委託している会社」からのキックバックが実際あったのかどうかは明記されていませんが、そうでなければ架空請求を看過(というか実質主導?)する理由がありません。
それなりの金額を受け取っていたのはほぼ間違いないでしょうね。複数人でしかも何年も過去にさかのぼって摘発されていているあたり、組織内で手口が常態化していたことが窺えます。コンプライアンス精神も何もあったものじゃありません。
4、だからNHKは許せない組織なのだ。数年前にも、グループ内に架空請求やキックバックありましたね。視聴料を徴収して、高い報酬もらっているのに、さらに金の猛者、無心か。民間放送局にする、スポンサーをつのる。スクランブル放送で、視聴したい方々にだけ放送して視聴料を、いただいて欲しい。金権体質か不祥事ばかり起きるのだ。2人の幹部は、懲戒解雇は当然であるが、会社の損害も賠償請求か。社会的信用失墜。ついでに総務省などから、天下り天国になっていないか、国民の目は厳しく注視する。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/40b8a7b864ff297af307fea218da0c5657880a0c,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]