米国とイスラエルは、戦争開始から2週間の間でイラン各地の施設を攻撃してきたが、同国経済の命綱であるカーグ島は目立つ被害を免れていた。しかし13日、米国はこの島内の軍事施設への攻撃を実施。石油関連施設は無事だったものの、トランプ氏はホルムズ海峡封鎖が続けば石油貿易施設への攻撃も辞さないと警告した。カーグ島はイラン原油輸出の9割を担う重要拠点である一方、戦争激化の懸念が高まっている。

今回の攻撃は、中東情勢の不安定化を深刻化させる典型的な事例だ。カーグ島がイラン経済の要でありながら攻撃対象になった事実は、国際紛争のルールを逸脱した軍事行動がいかに経済秩序を脅かすかを示している。さらに、この戦略の背景にある思考自体が危うい。本質的な問題は、国際社会が戦争に頼らざるを得ない非効率的な外交の構造にある。代替の解決策として、①国際的な紛争調停機関を設ける、②石油貿易ルートの安全を国際法で強化する、③利害関係国間での包括的対話を進めるべきだ。
経済の存続を武力で破壊する行為を容認する現状は、極めて危険である。私たちは紛争解決の道を武力ではなく交渉に見出すべき時に来ている。経済基盤を破壊する戦略は、双方の未来を危うくすることを忘れてはならない。
ネットからのコメント
1、イランという広大な国で、多量の原油産出国なのに、その9割がこの島からの出荷というのは知りませんでした。結構いびつな構造というか一本足打法だったんですね。
2、資源輸出の大部分を占めている、この島が中国にとって重要な拠点になる。ここをアメリカが押さえるのなら、それは中国にとって小さくない問題になる。攻撃の裏で、関係国間において、どのような駆け引きや政治的なやり取りが行われているか。アメリカがイランからの輸出を止める手を打つ場合、確実に、大きな波紋を生み出す。まだ見逃しているのは米中首脳会談でのカードにすることも考えているからだろう。
3、カーグ島がこれほどまでにイラン経済の中枢だったとは知りませんでした。原油輸出の9割がここを通るなら、まさに国家の生命線と言える場所ですね。
だからこそ双方ともこれまでは直接攻撃を避けてきたのでしょうが、一度そこに手を付けるとエネルギー市場も含めて影響は世界規模になると思います。中東情勢は一気に連鎖することが多いので、慎重な対応が求められる局面だと思います。
4、こういったイランへの攻撃は、間接的に中国経済にもダメージを与える意味を持っていて、米国は来る日の中国との全面対決を意識している。という意見も多いですね。すごく納得出来る話ですが、その通りだとすれば、ウクライナやベネズエラ含め、極めて計画的に行動を起こしている米国が、日本をどういった立ち位置としているのか、単なる捨て駒として計算されているのではないか。恐ろしい部分もありますね。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/af8700bed7b03496cf29d90c9b4493be2fb3ebd9,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]