富山県滑川市の53歳の男性が、東京都内で無差別殺人を計画し、東京行きのバスを予約してナイフ1本を準備したとして、7月12日に殺人予備容疑で逮捕された。東京都在住の大友秀逸さん(50)は、7月1日にSNSで届いた犯行を示唆するメッセージを受け取り、約5往復のやり取りを経て危険性を確信し、7月11日に富山県警へ通報。県警が迅速に対応したことで、7月13日夜出発・14日朝新宿到着予定だった計画は未然に阻止された。一方、最初に相談した警察署の対応には課題も浮き彫りとなった。

今回の事件は犠牲者が出なかったことが何よりですが、それを「偶然の成功」で終わらせてしまえば、同じ危険は必ず繰り返されます。危険な兆候を察知した市民の行動が結果を左右する現状は、危機管理の仕組みとして健全とは言えません。限られた人員や虚偽通報への対応という事情は理解できますが、命に関わる可能性がある情報を適切に見極める体制の強化は避けて通れない課題です。
まず、SNSなどオンライン上の脅迫や犯行予告を専門に判断する窓口を整備すること。次に、全国の警察で通報対応の基準を統一し、重要案件を確実に引き継ぐ仕組みを構築すること。さらに、孤立や精神的な問題を抱える人への相談・支援体制を早期から充実させ、事件化する前に介入できる環境を整えることが必要です。市民の勇気だけに安全を委ねる社会ではなく、制度そのものが危険を見逃さない社会へ変えていくことこそ、本当の再発防止につながります。


ネットからのコメント
1、無差別殺人を未然に防げたのは良かったですが、最初の警察の対応で、「来てもらっても何もできない」なんて言われたら、普通の人はそこで諦めちゃいますよね。
見出しには偶然と書かれてありますが、通報した方が諦めずに警察へ連絡し続けた結果であり、ある意味では必然だったと思います。今回助かったのは結果論で、次も同じように上手くいく保証はありませんが、取り返しのつかない事件を防ぐためには、小さな危険のサインを丁寧に受け止め、関係機関が連携して対応できる仕組み作りを徹底してほしいです。
2、SNSで殺人予告のようなメッセージを受け取り、相手の素性も分からない中でやり取りを続け、警察に通報するまでの大友さんの精神的負担は計り知れないほど大きかったと思います。それなのに、勇気を出して通報した窓口で「こちらに来られても何もできない」などと言われてしまっては、一般の人は不信感を抱いてそれ以上の協力をやめてしまうかもしれません。これでは「見て見ぬふり」をする社会を助長するだけです。凶悪事件の芽を摘むためには、通報者の善意に甘えるだけでなく、受け付ける警察側が最初から親身かつ迅速に動く信頼関係が必要です。無事に逮捕されて本当に良かったですが、警察組織には今回の初動対応について検証し、市民の通報を無駄にしない体制を整えてほしいです。
3、身内に警察関係の方がいるので、「事件が起きてからじゃないと動けない」「民事不介入」も知っています。なので、このニュースの速報が出たときに「どうして逮捕できたの?」と思いましたが、こんな裏話があったんですね。諦めずに通報してくださって、迅速に対応してくだって、本当にありがたいです。警察には「被害者支援」(事件後)なるものがありますが、「被害者にさせない」(事件前)方向にもぜひ動いてもらいたいです。
4、いくら何か起きてからでないと動けない、事件化することが少ないから、とか言っても『来なくていいかも』という対応はどうなんだか…。まぁ、たまにある悪ふざけをいちいち真に受けて取り合ってたら大変なんでしょうが、いきさつとかちゃんと見極めて取り合ってほしい。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/151695bb96b33a2eeda0a389ca59d54798691f4a,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]