トーゴ政府は、メルカトル図法がアフリカ大陸の規模を不当に小さく描いていることが、アフリカ大陸全体の軽視につながっていると主張。今年9月の国連総会で、イコールアース図法への切り替えを求める決議案を提出予定です。この決議は、すでにアフリカ連合55カ国の支持を得ており、地図が教育や政策への認識に与える影響に着目しています。メルカトル図法により、例えばグリーンランドがアフリカ大陸と同等の大きさに見える一方で、実際にはアフリカは14倍以上の規模です。決議案は「科学的事実を尊重し、真の地理的認識を広める」ことを目的としています。

この件は単なる地図作りの問題ではなく、長年にわたり軽視されてきたアフリカの存在感を世界的に是正する取り組みです。メルカトル図法は地理的距離を正確に示す航海用地図として歴史的意味を持ちますが、その一方で地理的なバイアスを生み出し、アフリカの規模と影響力を縮小して見せてきました。
トーゴが主導するこの提案は、アフリカ諸国だけでなく全ての人々が、公正な世界観を持つための重要な一歩です。
問題の本質は、単なる技術的欠陥に留まりません。これは歴史的な非対称性が地図という形で具現化し、教育や政策、さらには社会認識にまで影響を与えているという構造的な問題です。これを是正するためには、以下の具体策が急務です。第一に、イコールアース図法を国際的な標準として採択し、学校教育や政府関連資料で配布すること。第二に、公共教育キャンペーンを通じ、一般市民に地図の歴史的偏向性を周知するとともに、新しい地図の導入意義を伝えること。そして第三に、国際機関が統一的に新しい地図基準を遵守し、全加盟国への統一指導を行うことです。
科学的事実を尊重するのは、人類の進化そのものを支える土台です。不均衡な地図に依存し続けることは、事実の隠蔽や誤解を助長する行為に他なりません。我々が望むのは、ただの「正しい地図」ではなく、平等で公正な世界を示す新しい物差しです。トーゴの提案は、地理学的正しさだけでなく、歴史が持つゆがみを正し、未来志向の平等感覚を築くための重要な挑戦です。
ネットからのコメント
1、イコールアース図法ってどこを中心にするかによっても変わってくるからな。本初子午線を中心にするのか東経135度を中心にするのかで全然違う図になる。大体本初子午線が中心になってるイメージはあるが、そうなるとアジアの方とかはかなり見づらい図になり、アジア軽視ともとれる。用途によるが国際的な話をするのには結局不向き。完璧な世界地図なんてないんだから用途によって使い分けるしかない。
2、メルカトル図法により実際の大きさと異なることはわかるが、だからといってそれがアフリカが軽視されるという原因にはあたるとは思えない。軽視されていると感じているならば、もっと根本的な部分を掘り下げて考えるべきだと思う。
3、メルカトル図法がこれまで広く用いられてきたのは、地図においては一般に経度と緯度が最重要であり、距離・面積の異同は利用者が頭の中で補正すればよいという考え方からだと思う。 また現代では、世界地図においては地図の中心(疑似的な世界の中心)を意識させないことが求められる。メルカトルは、この点で、最も公平な作図法の一つだと思う。
提案されているイコールアース図法は、特に経度に関して、中央と辺境の扱いが大きく異なることになり、不公平の度合いが、より強いと思う。
4、言いたいことは分かるけどデメリットを差し引いてもメリットが大きい地図だから広く普及してる。別に高緯度地域が実際より大きく見えるとしてもだからといってトーゴーはそれが理由で国益を損ねるとも思えないんだけど。別に自国内では 当たり前だけど好きな地図を使えば良いだけで 世界中の小学校高学年程度の教育カリキュラムを修了した生徒はみんなメルカトル図法の特徴など知ってるってば。あんまり子供じみた主張をしてると相手にされなくなるんじゃない?
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/f5aa184141e412534b69e9d30f10610c81a8fbb4,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]