事件概要
2024年冬、ロシア軍の兵士がウクライナ軍のドローン攻撃にさらされる中、脱走を試みた兵士に対して、ロシア軍が残虐な処罰を行ったことが明らかになった。この処罰は「ババヤガへのいけにえ」と呼ばれ、脱走兵を木に縛りつけ、ドローン攻撃の標的にするものだ。これに関して、無線通信からロシア軍司令官の命令が確認され、処罰が実行された。
脱走を試みた兵士に対しては、最大15年の禁錮刑が科されるが、実際には現場で処罰が行われることが多く、脱走兵に対する暴力的な取り扱いが横行している。兵士の命の軽視や戦場での無理な訓練、物資不足なども問題視され、脱走者を支援する団体が存在する。
コメント
ロシア軍の内部で行われている脱走兵への凄惨な処罰は、もはや単なる軍紀の問題を超えて、制度的な腐敗と人道的な破綻を示している。兵士が戦場で命を懸けることを求められ、装備や弾薬が不足している中で、脱走という行為に対して過剰な暴力を振るうことは、軍指導者の無能さと冷徹さを露呈している。彼らにとって兵士の命は数字に過ぎない。現場で兵士が命令に従うための圧力を強化し、暴力で抑え込むことが軍の存続に寄与すると考えているなら、それは大きな誤りだ。
まず、脱走を防ぐためには、兵士への教育と訓練の質を向上させるべきだ。
無理な兵役を強いることなく、装備や物資を十分に供給し、戦士としての誇りを持たせることが重要である。第二に、兵士の命に対するリスペクトを軍の文化として根付かせ、リーダーシップを人間的な視点で再構築することが不可欠だ。最後に、脱走者への暴力的な処罰ではなく、適切な法的措置を取り、彼らの心理的な状態を理解し、戦後の支援制度を強化することが求められる。
このような悲劇的な行動が続く限り、ロシア軍の内部崩壊は避けられない。
ネットからのコメント
1、『これは私の戦争ではない、私たちの戦争ではない、一体ここで何をしているのか、私にはさっぱり分からない』進行1年目くらいからずっとこれを思っていたし、ヤフコメにも何度か書いたこともあったけど、今回こういう兵士の発言が実際出てやはりロシア兵の多くは自分たちがなぜ戦わされているのかわかっていないんだとあらためて知った多くの兵士もまたプーチンの被害者ウクライナのためにも、ロシアでのプーチンの被害者のためにも一刻も早くこの戦争が終わってほしいと毎日本気で思っています
2、80年前の第二次大戦でも、旧ソ連軍は敵前逃亡の多さに手を焼き督戦隊なるものを組織し、ドイツ軍を殺すよりも自国軍兵士を殺すことで、兵士にソ連はドイツ軍より残忍だという恐怖を植え付けたと聞いています。
遥か昔の話とばかり思っていましたが、ソ連がロシアになってもその残虐な本質は全く変わっていないのですね。
3、こういうロシア兵(家族が国内にいる)が反旗を翻すのは難しい。脱走も極限状態から本能的に逃げようとするから計画性もほぼ無い。だから難しい。動画で戦場に懲罰目的で取り残されたロシア兵士がウクライナ兵に投降してたけど、結果論だけども運が良かったのだと思う。ロシアの将校は兵士の命ほど軽いものは無いから、北朝鮮兵は諸手を上げて歓迎でしょう。
4、帝政ロシア、ソ連、今に至るまで、兵士の命は気にしていない。独ソ戦では、突撃させ、後ろから下がる味方の兵達を、機関銃で撃っって、後退させなかったのは有名な実話。独ソ戦では、ドイツ軍の暴虐から国民を守る、大義名分があったが、今回は、プーチンの戦争と分かっているので、戦意がイマイチだろうと思う。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/ae50aa8f204a72374178e76c592f792b32114779,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]