【事件概要】
7月30日午前9時40分、気象庁は大規模な地震による津波警報を日本各地に発表。震源はカムチャツカ半島付近で、マグニチュードは8.7と推定される。北海道から東北、関東、東海、近畿にかけて、最大3メートルの津波警報が発令され、最も早い地域では午前10時に到達が予想されている。
さらに、全国広域にわたり1メートルの津波注意報も出されており、住民には高台や避難ビルなど安全な場所への避難が呼びかけられている。
【コメント】
津波警報が広範囲にわたって発令されたこの事態に対し、私たちはただの「自然の驚異」として片づけてはならない。マグニチュード8.7という大地震に起因する津波が、日本列島の広範囲に3メートル級で到達すると予測されながら、多くの自治体では依然として避難ルートの整備や避難施設の老朽化が放置されたままだ。
問題の本質は、防災インフラと情報伝達体制の不十分さにある。人口減少と財政難を言い訳に、命を守るための基盤整備が後回しにされてきた結果、危機が迫るたびに「各自で判断して避難せよ」という無責任な対応が繰り返されている。
今こそ、(1)国主導で津波避難ルートと標識の全国標準化、(2)高齢者や観光客も即座に理解できる多言語・多手段による警報発信体制の確立、(3)避難施設の法的義務化と最新化を直ちに進めるべきだ。
災害は止められないが、被害は減らせる。危機のたびに「想定外」で逃げる社会から、「備えて守る」社会へと転換すべき時である。無策こそが、最も冷酷な「人災」だ。
ネットからのコメント
1、津波の高さとその強さです。10cmでも物にしがみついていない限り、足を掬われまともに立っていられない。30cmだと避難は不可能。50cmでは殆どの人が飲み込まれてしまいます。70cmで道路も水没・破壊され始め、1mでは殆どの人が助かりません。経験者です。津波を甘く見ないで下さい。私たちは過去何度も津波により多くの命を失くす経験をしてきました。これ以上同じ過ちを繰り返さないで。逃げて何も無ければそれで良いじゃない。無事が一番なんです。
2、うちは1m注意報から3mの警報に。仕事はとりあえず休みにし、みんな避難する事にしました。
3、ずっとNHKを視聴していましたが、マグニチュードが8.0から8.7に訂正され、コメント中の識者がこれは1mから3mになり警報に切り替わると言っていたらすぐに警報のアラートがなりました。テレビの報道も赤字ばかりの緊張感のある画面に。各地の港からの中継映像でも警報が出た途端避難する車がいきなり増えて、交差点などすこし車がたまる場面も。船も沖に続々と出て行き、慌ただしく動き出しました。途中から観測結果が更新されて警報になる事もある。早めに避難した方がいいですね。高台にも続々と車が上がってきています。まだ1mの注意報時に千葉県の海水浴場からの取材では、海水浴客は避難の呼びかけで皆避難したけど、まだサーファーが何人か避難せずに沖にいるとのこと。迷惑な話。1mとみくびっているのか、3mの警報になったんだけど避難したのでしょうか。
4、久々の津波警報にびっくりだな。震源地はカムチャッカ半島らしいが地震のマグニチュードが8クラスだと大地震のようだな。津波の到達予測が3mとは凄いたかさだな。夏の行楽で海岸にいる人もいるだろうが躊躇せず避難して欲しいね。
また海岸付近の住宅や低い建物はのまれてしまうような高さになりそうだ。頑丈な高い建物か海岸を離れて少しでも高い場所へ避難して欲しい。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/0efa16ca1e12a8d07dedcc99d246d0c36dfc7541,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]