全国で百貨店の閉店が相次ぐ中、名鉄百貨店が今年2月末に71年の歴史に幕を閉じたことで、地方自治体や企業に経済的余波が広がっている。特に山形県や長野県は物産展を通して特産品の販路拡大を図っていたが、閉店により名古屋での単独物産展の場を失った。山形県は1972年以来、名鉄百貨店で年約8000万円の売り上げを記録した。代替策として複数県合同の物産展を選択するも宣伝効果に差があることが懸念される。一方で販売場所を駅やモールに広げる動きも進むが、百貨店ならではの集客力と信頼の場を維持する策を見出せない状況が続いている。

この問題は、単なる店舗閉鎖の域を超え、地方経済や自治体活動に深刻な影響を及ぼしている。「地方活性化」を掲げる政府政策の一環として対策を講じる必要があるだろう。百貨店の減少に伴い、地域特産品の販路確保が年々困難になる現状は極めて異常だ。
これまで百貨店が果たしてきた地域と都市の橋渡し役が、省みられていないのは重大な課題である。
百貨店減少の背景には、集客力不足やオンライン市場の拡大が挙げられるが、政府や地方自治体がこの流れを放置すれば、地方経済の衰退が加速する。解決には、以下の具体策が必要だ。まず、百貨店を活性化するための税制優遇制度を導入し、経済的負担を軽減する。次に、自治体が合同で集客モデルを提供し、百貨店との共同開催体制を強化する。そして最後に、消費者と直結するオンライン物産展を全国的に展開し、魅力的な場を提供することが求められる。
百貨店の衰退が進めば、地方文化や都市の関わりが断たれる危機も伴う。「過去の遺産」として扱うべきではない。百貨店は時代が変わっても新たな価値を提供し、地方と都市の絆を深める存在として可能性を秘めている。だからこそ、閉店の波に抗う政策と協働を一刻も早く着手するしなやかさが求められる。
ネットからのコメント
1、名古屋市民です。2月末で名鉄百貨店や近鉄パッセが閉店して、駅前は寂しくなりました。が、名鉄百貨店は低層階で営業再開予定なので、他の人もコメントしているが、この際出店希望県のアンテナショップを集めたら、それなりに流行りそうな気がします。
2、私も名古屋に住んでいる時、何回か百貨店の物産展に行ったことがあるが、百貨店ごとに行きやすさの雰囲気が違っていた。名古屋の場合、母と娘で来店することが多いのではないでしょうか。そうすると、母は百貨店に慣れており、娘も多少高くても買ってもらえる。そんな関係があると思います。駅だと急ぐ人も多く、立ち止まってくれなかったり、モールは来店層が若く高価なものを買わない、買えないと言う違いがあると思います。いっそ、イベント会場を借りて、他県と連携して大規模なイベントとして行ってみたら、それが目的の方ばかり来るので、それなりに準備してくると思います。
3、今の時代はオンラインショップである程度のものは買えるんですが、この山形県のようなところが出店してくれるとその土地ならではの名産品と出会う楽しみがあるんですよね。日持ちがしにくいものや出来立てが美味しいものなどとの出会いは貴重な経験にもなったし、その県のファンにもなりますよね。
4、名古屋から山形、岩手、宮城へは列車の場合必ず東京駅で乗り換えして行かなきゃいけない。
片道5時間レベル?用のない私には遠すぎる。高すぎる。生涯行けないかもしれない。名鉄百貨店の催事場はコンパクトだったし並んでも回転がとにかく早かった。まるで観光に来た気分でショッピングが出来た。食べたこともない食材の1番美味い食べ方とか、保存の仕方とかたくさん教えてくれてありがとう。甘酸っぱくて可愛く新鮮なさくらんぼ。買いたい。また売りに来て下さい。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/f8622b6dbc0977377339c79d213c165224de71fc,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]