2023年10月22日、鹿児島県南種子町の種子島宇宙センターで、H3ロケット8号機が打ち上げられました。午前10時51分30秒に発射されたロケットは、当初JAXA関係者も落ち着いた様子でしたが、衛星の分離直前には緊張が走りました。エンジンの早期燃焼停止がアナウンスされ、周囲は一変しました。H3ロケットは、日本の打ち上げコスト削減を目指す主力機ですが、初号機の2023年3月の失敗に続き、この8号機も失敗。
これで7機中2機が失敗しています。今回の失敗は、日本の宇宙ビジネスにおける信頼性に影響を及ぼす可能性があります。また、搭載されていたみちびき5号機の位置も特定できず、衛星を喪失した可能性があります。

今回のH3ロケットの打ち上げ失敗は、日本の宇宙開発の未来に暗い影を落としています。壮大な使命を帯びたロケットが、またしても目的を達成できなかった現状は、決して看過できません。打ち上げコスト削減を目指すも、失敗が続けばむしろコスト増大の懸念が生まれます。この一連の問題は、単なる技術的な障害ではなく、開発体制や資源配分の欠陥を明るみに出しています。まず、開発チームの専門性をさらに区別し、技術力の向上を狙うべきです。また、失敗原因の徹底的な分析と透明性ある報告が欠かせません。国際的な信頼回復のため、外部監査を取り入れることも考えられます。
明確なビジョンと計画に基づく改善がなければ、日本は宇宙開発競争での立ち遅れに直面するでしょう。今こそ、未熟な現実から、未来へ挑む強い意志を示す時です。
ネットからのコメント
1、お米券とかに税金使うなら、日本の未来につながることに使って欲しいと思う人もいます。アメリカのロケットだって、失敗してるんだから。せっかく汗水垂らして納めた税金が、手数料引かれてお米券で返ってくるんだったら、返ってこなくていいからロケット開発とかリニア新幹線とか半導体AI開発とか、新規若手米農家就農支援とか、日本の未来につながることに税金使ってほしいと思う人もいると思います。
2、「6機目の壁」と言えそうです。H2Aも、イプシロンもそうでした。根拠はありません。でも、その壁を乗り越えないと安定期には入らないのでしょう。失敗は成功の母。挫けたら終わり。
3、アメリカやロシアのロケット打ち上げは数千回。日本は130回。失敗率は決して高くはなく6パーセント程度。ロシアは10パーセント。ただ結構失敗を大きく報道されてしまいがちなので残念が大きくなる。
日本のロケット技術は熟考と堅実さが他国より優れているとか。それによって失敗が減ってきた歴史がある。まだ、これからのトライが大切よ。
4、H3ロケットは1回あたり50億円以上ですし、衛星みちびきも1機あたり約300億円くらいするそうですから、技術者のプレッシャーは相当なものだと思います。タワマン1棟が似たような金額かも知れませんが、タワマンを建てる場合、全てが無駄になる事はありません。それがわずかなミスで起こり得るのがロケット打ち上げです。しかし、誰かがその責任を引き受けなければ宇宙開発は前に進みません。本当に大変な仕事だと思います。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/6b2161d9c1a0e1ac3dabea999e7739fca664699e,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]